【天皇賞・秋】“秋の盾”7勝の名手が導く衝撃の逃走劇!? 34年ぶりに逃げ切りなるか!

宝塚記念では見事な逃げ切りを見せたメイショウタバルと武豊騎手

宝塚記念では見事な逃げ切りを見せたメイショウタバルと武豊騎手


皆さん、本日はG1馬7頭による超豪華メンバーの天皇賞・秋(G1、東京芝2000m)が開催されます!

そこで今回は展開のカギを握っているメイショウタバルと鞍上の武豊騎手に注目してみました。“逃げ切りは至難”と言われるこの大舞台では、1991年のプレクラスニー以来、逃げ切り勝ちは出ていません。

しかし、3着以内という観点で見れば想像よりも好成績を残しているのです。こちらのデータをご覧ください。

▼天皇賞・秋の逃げ馬の成績(1986年以降)
[2-3-5-24]複勝率29.4%

●近年の好走例とその人気
24年3着 ホウオウビスケッツ(8人気)
22年2着 パンサラッサ(7人気)
18年3着 キセキ(6人気)
08年2着 ダイワスカーレット(2人気)

基本的には人気薄の逃げ馬が粘りこんで波乱の立役者になるというのがよくあるパターン。

現に人気どころの逃げ馬はダイワスカーレット以来馬券になっておらず、マークされる立場の逃げ馬の難しさを示しています。人気薄での好走が目立つのは、マークされていないがためにマイペースに動けるからかもしれません。

メイショウタバルは今年の宝塚記念を勝っており、上位人気は確実視されています。マークされる立場ですので、過去の例からすると厳しい一戦となるかもしれません。しかし、鞍上は武豊騎手。過去5年のレースで東京2000mを逃げた際の成績をご覧ください。

▼東京2000mの武豊騎手の逃げ馬成績(過去5年)
(0-2-1-1) 複勝率75%
25年3着 プルミエソルティ
23年2着 ドーブネ
22年2着 モンテディオ
20年4着 ボンバーミューラー

データが示す通り、武豊騎手は東京2000mで逃げた際に好成績を残しており、4戦中3回が馬券圏内と高い安定感を誇っています。

また、先週10月25日の1勝クラスでもプルミエソルティで3着と好走と、直近でも結果を出していることから、良い流れでこのレースに臨めそうです。

どの馬も4人気以上の上位人気馬であり、それらをしっかりと好走させているというのは、逃げの名手といわれる武豊騎手の体内時計があってこその業といえるでしょう。

さらには、今秋のG1の舞台で武豊騎手はスプリンターズSではジューンブレア、秋華賞ではエリカエクスプレスとどちらも逃げて2着になっており、単騎逃げを決めたら怖い存在なのは言うまでもありません。

天皇賞・秋を7勝しているレジェンドジョッキー武豊騎手はメイショウタバルをどのように導き、34年ぶりの逃げ切り勝ちが達成できるのか。その道中の動きも含め、非常に楽しみなレースになりそうです!