【天皇賞・秋】3年ぶり3歳馬V!マスカレードボール、古馬撃破でG1初制覇!

天皇賞・秋を制したマスカレードボール

天皇賞・秋を制したマスカレードボール


11月2日(日)、4回東京11日目11Rで第172回天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の1番人気・マスカレードボール(牡3、美浦・手塚厩舎)が最後の直線で中段からじわじわと脚を伸ばすと、粘る先行馬たちを一蹴し、差し切り優勝した。勝ちタイムは1:58.6(良)。

2着には3/4馬身差で3番人気・ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大厩舎)、3着にはクビ差で8番人気・ジャスティンパレス(牡6、栗東・杉山厩舎)が続いて入線した。

勝ったマスカレードボールは23年ローズSを制したマスクトディーヴァを姉に持つ血統。春のクラシック戦線では優勝まであとわずかという悔しいレースが続いたなかで、古馬を相手に秋の中距離王の座を手にした。

同レースを3歳馬が制したのは2022年のイクイノックス以来で、グレード制導入前を含めると通算6勝目。3歳で優勝した馬には、他にもエフフォーリアやシンボリクリスエスら名馬の名が連なる。

また、鞍上のルメール騎手は秋華賞(エンブロイダリー)、菊花賞(エネルジコ)に続き3週連続のG1タイトルを手にした。

馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム

1着 マスカレードボール(ルメール騎手)
「すごい嬉しいです。レースプランはありませんでした。向正面からペースが落ちて、この馬にスローの切れる脚があるか分からなかったので、ちょっと心配しました。2000メートルは良い挑戦でしたが勝てて嬉しかったです。」

2着 ミュージアムマイル(Cデムーロ騎手)
「中団で競馬をして直線で良い脚を見せてくれました。加速するのに時間のかかるタイプですが、2000mは合っているし、良い競馬をしてくれました。」

3着 ジャスティンパレス(団野大成騎手)
「実績馬なので一発狙っていました。スローペースで動きたい時に動けなかったです。年内残り2戦も頑張ってくれると思います。」

4着 シランケド(横山武史騎手)
「1週前追い切りの後、調教師から「良くなった」と連絡を頂きました。返し馬も元気でしたけど、展開だけですね。G1でも十分やれる決め手を見せてくれました。今後が楽しみです。」

5着 アーバンシック(プーシャン騎手)
「スタートは出ましたが2~3歩目が甘くなりあのポジションになりました。枠を考え内を通りレースは理想的でした。勝負どころで置かれてしまったけど直線伸びたし、今日は馬を褒めたいです。」

6着 メイショウタバル(武豊騎手)
「馬の状態は今まで乗った中で1番良かったです。前半ゆったり入れたし良いリズムで走れました。スローなので、2番手の馬が早めにあがってきたけど、競馬なので仕方がないです。最後は止まっていませんし、力を示せたと思います。」

8着 タスティエーラ(レーン騎手)
「良いスタートを切って好位で競馬できました。ペースが遅かったので、瞬発力というより、長いスパンの脚を使えるよう早めに仕掛けていきました。その分ゴール前で脚が疲れてしまい、レース展開がこの馬に合わず、全力を出せませんでした。」

10着 ブレイディヴェーグ(戸崎圭太騎手)
「出遅れてポジションが後ろになりました。スローペースで折り合いはついたけど、残念です。」

  • マスカレードボール
  • (牡3、美浦・手塚厩舎)
  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:マスクオフ
  • 母父:ディープインパクト
  • 通算成績:7戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 25年天皇賞・秋(G1)
  • 25年共同通信杯(G3)

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