トピックスTopics
【2歳馬情報】英G1を制したディアドラの全弟など、良血馬たちがデビュー!
2025/12/1(月)
残り1カ月となった2025年の競馬。G1レースもあと4つと佳境に入りつつあるが、先週のジャパンCをはじめ名勝負が続いている。そして今週も、未来の大舞台を見据えて、新馬たちが力強く一歩目を踏み出していく。今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が素質馬を紹介していこう。
◆12月6日
●中山芝2000m
ゴディアーモ(牝、リオンディーズ×パルティアーモ、美浦・森一厩舎)
母は4勝。おばカンティアーモ(フラワーC3着)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド6F82秒9-11秒4。「母系は総じて気の勝ったタイプが多く、こちらも前向きで前進気勢は強めかな。スピードもあり、マイルなど距離の融通も利きそう」と記者の話。鞍上はルメール騎手の予定。
エースフライト(牡、コントレイル×シスタリーラヴ、栗東・池江厩舎)
兄ディープモンスター(日経新春杯など)。2週連続でCW6F82秒台、1F11秒台半ばの時計をマークしている。「長めから丹念に乗り込まれており、体は太めなく仕上がっている。エンジンがかかってからの加速が力強く、兄同様に切れるというよりは長く脚を使えるタイプ。血統通りに適性は1800〜2200mあたりだろう」と記者の話。鞍上は戸崎騎手の予定。
●阪神芝2000m
イベントホライゾン(牡、ハービンジャー×ライツェント、栗東・池江厩舎)
姉ディアドラ(英GⅠナッソーSなど)、兄フリームファクシ(現5勝、きさらぎ賞)。セレクトセール3億800万円(税込)。追い切りはCW6F82秒3-11秒6。「垢抜けた好馬体。長めからビシビシと攻められており、稽古量は十分にこなしている。奥手の血統が故にまだ目覚めていない印象だが、実戦の芝で良さが出る可能性あり」と記者の話。鞍上は松山騎手の予定。
ダノンカレラ(牡、ロードカナロア×ラコロネル、栗東・中内田厩舎)
兄は2連勝中の素質馬ダノンジョーカー。これまで坂路中心も1週前はCWで追い切りを行い、6F81秒8-11秒1の好タイムをマークしている。なお翌週にデビューの可能性もある。
サガルマータ(牡、コントレイル×コンヴィクションⅡ、栗東・福永厩舎)
母はアルゼンチンGⅠ勝ち馬。姉レヴェッツァ(3勝)。セレクトセール5億7200万円(税込)。夏デビューの予定もあったが、放牧に出されて再調整。時間をかけてきた効果か以前よりも良化は窺え、1週前はCWで6F82秒2-11秒7の時計が出ている。
ドンテスタマスター(牡、コントレイル×インディアナギャル、栗東・杉山晴厩舎)
兄ダノンプレミアム(朝日杯FSなど)。追い切りはCW6F81秒4-11秒6と上々の時計をマークしている。
エルハーベン(牡、モーリス×ピュアチャプレット、栗東・藤岡厩舎)
母は3勝。姉リリーノーブル(オークス2着)。追い切りはCW5F66秒1-11秒7の時計マークしている。
マテンロウブリッジ(牡、サトノクラウン×シェリール、栗東・昆厩舎)
母は4勝。兄ムスカテール(目黒記念)、グロンディオーズ(ダイヤモンドS)。追い切りはCW6F83秒2-12秒0と全体時計は悪くない。
◆12月7日
●中山芝1200m
アンジェラス(牝、ロードカナロア×フェリス、美浦・上原佑厩舎)
兄ロードマイウェイ(チャレンジC)、姉ストーリア(中山牝馬S2着)。追い切りは坂路53秒1-12秒2の時計が出ている。
●阪神芝1600m
ドヴィーグラン(牡、シュヴァルグラン×カヴェルナ、栗東・友道厩舎)
おじミッキーファイト(現7勝、JBCクラシックなど)、ジュンライトボルト(チャンピオンズC)。追い切りは終い重点にウッド5F70秒4-11秒0の時計をマークしている。
●阪神ダート1800m
シャフメラン(牝、ドレフォン×ミラクルレジェンド、栗東・新谷厩舎)
母は12勝(エンプレス杯など)。兄グレートタイム(5勝)、姉ミラクルティアラ(4勝)、おじローマンレジェンド(東京大賞典など)。CW5F69秒2-11秒6の時計が出ている。兄姉8頭の新馬戦成績は複勝率62・5%で、血統的にも初戦から期待できる。鞍上は鮫島駿騎手の予定。
●中京芝1400m
セリエンクーニゲン(牝、Kingman×Serienheilige、美浦・田中博厩舎)
近親シュネルマイスター(NHKマイルCなど)、サリオス(朝日杯FSなど)。ウッド6F82秒0-11秒6と上々の時計をマークしている。
◆新規入厩
ミッキーファルコン(牡、エピファネイア×ミッキークイーン、美浦・堀厩舎)
母は5勝(オークスなど)。姉ミッキーゴージャズ(現5勝、愛知杯)
ヒシナスキロ(牝、コントレイル×コンドコマンド、美浦・堀厩舎)
兄コマンドライン(サウジアラビアRC)、アルジャンナ(マイラーズC2着)
マルシュボヌール(牝、ドレフォン×マルシュロレーヌ、栗東・矢作厩舎)
母は9勝(北米GⅠブリーダーズCディスタフなど)
アンバーウェイヴス(牝、ドレフォン×ヴィブロス、栗東・友道厩舎)
母は4勝(ドバイターフなど)。兄シヴァース(現4勝、きさらぎ賞3着)、おばヴィルシーナ(ヴィクトリアマイルなど)、おじシュヴァルグラン(ジャパンCなど)
※現役馬の成績は11月28日現在
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/12/24(水) 【名古屋大賞典】笑顔満点!アビーリングルックが尾張の地で重賞初制覇
- 2025/12/24(水) 【中山大障害】走るたびに成長を続けるフェーレンベルク、タフな大障害へ挑む!
- 2025/12/24(水) 【中山大障害】無尽蔵なスタミナ誇るエコロデュエルが大一番で全てを出し切る!
- 2025/12/22(月) 【2歳馬情報】牝馬クラシック2冠馬を母に持つ良血馬などがデビュー!
- 2025/12/21(日) 【有馬記念】出走馬格付けバトル!国民的ビッグレースで頂点に立つのは!?
- 2025/12/21(日) 【朝日杯FS】前走の悔しさを晴らす!カヴァレリッツォが2歳王者に輝く!
- 2025/12/21(日) 【有馬記念】出走想定最新版!2025年ラストを飾るのはどの人馬か!
- 2025/12/21(日) 【朝日杯FS】日米ダートG1制覇!今もっとも熱い“覚醒の男”に「ドル箱」データ!





