【チャンピオンズC】止まらない新星、10年ぶりの快挙なるか

タフな牝馬ダブルハートボンドが快挙を狙う

タフな牝馬ダブルハートボンドが快挙を狙う


今週は冬のダート最強馬を決めるチャンピオンズC(G1、中京ダ1800m)が開催されます!

14年に名称が現在のチャンピオンズCへと変わりましたが、牝馬の勝利は前身のジャパンカップダート時代を含めても15年のサンビスタただ1頭のみ。

まずは名称・コース変更後の14年以降に出走した牝馬の成績を振り返ります。

▼チャンピオンズCにおける牝馬の成績(14年~24年)
[1-0-0-7]

23年 アイコンテーラー 14着(7人気)
21年 ソダシ 12着 (2人気)
15年 サンビスタ 1着 (12人気) など

このように牝馬による好走はサンビスタただ1頭。その他の牝馬は馬券内すらなく、好走するのはかなり厳しいといえそうです。

ただし、上位人気に支持されたのはソダシ(2人気)のみで、その他は10番人気前後の人気薄がほとんど。その点を考慮すると、この成績にも一定の説明はつきます。

そんな中、10年ぶりの牝馬Vを狙うダブルハートボンドは、無敗でOPクラスを勝利した素質馬。2走前のブリーダーズゴールドCでは惜しい2着で初黒星を喫したものの、前走のみやこSではレコード勝ちで初タイトルを獲得。今回も上位人気は確実と見られます。

さらに追い風となるのが、舞台となる中京ダ1800mでの圧倒的な適性。

▼ダブルハートボンドの中京ダ1800mの成績
[3-0-0-0]

25年 恵那特別(2勝クラス) 1着
24年 3歳上1勝クラス 1着
24年 3歳未勝利 1着

デビューから同条件で3連勝を上げていることから、このコースを得意としていることは明白です。

また、逃げるだけでなく控える競馬でも勝利している点は強み。逃げて結果を残してきた有力馬ナルカミがハナを主張する展開でも対応できる点は大きな武器でしょう。

さらに鞍上はデビューから手綱を取り続ける坂井瑠星騎手。坂井騎手といえばレモンポップでこのレースを連覇しているだけに、勝ち方を知るジョッキーが騎乗するのは心強いポイントです。

ダブルハートボンドはサンビスタ以来の牝馬Vを達成できるのか、大注目の一戦です!