【阪神JF】重賞馬不在の混戦!浮かび上がる唯一の軸候補は!?

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アルテミスS2着から2歳女王に輝いたリバティアイランド

アルテミスS2着から2歳女王に輝いたリバティアイランド


今週は2歳女王決定戦、阪神JF(G1、阪神芝1600m)が開催されます!

今年は重賞ウィナーが不在で、例年以上に軸馬選びが難しい印象。そこで頼りになるのが、ここ数年結果に直結している「前走アルテミスSで1~2着だった馬」というデータです。

▼アルテミスS1~2着馬の阪神JFの成績
[5-1-1-7] 複勝率50%

22年 リバティアイランド 1着
→アルテミスS 2着

21年 サークルオブライフ 1着
→アルテミスS 1着

20年 ソダシ 1着
→アルテミスS 1着 ほか

※京都開催を除く、15~23年のデータ。

この成績からも、アルテミスSで2着までに来た馬は阪神JFにおいても結果を残す傾向が明確。とくに20~23年にかけては3年連続で勝ち馬を輩出しており、これは偶然の一致ではないでしょう。

今年もこの傾向を素直に受け取り、アルテミスSの1・2着馬を軸候補として評価します。

▼今年のアルテミスS上位3頭
1着 フィロステファニ
2着 ミツカネベネラ
3着 タイセイボーグ

今年の優勝馬フィロステファニは故障により無念の引退。そのため、データに該当するのはミツカネベネラただ一頭となりました。

しかも今年は重賞馬不在の混戦メンバー。相手関係を考えても、例年以上に好走のチャンスは広がっている印象です。

肝心のアルテミスSでのレースぶりは、降雨で馬場が悪い中でも好スタートを決め、中団で脚を溜める競馬。直線では外から上がり2位タイの末脚を繰り出し、2着に好走しました。内容的にも高く評価できる一戦です。

9番人気という低評価を覆した走りで、マイルに対応しつつ馬場に左右されない能力を示しています。

大混戦の今年だからこそ、近年の傾向が後押しするミツカネベネラは、馬券の軸として最も信頼できる一頭。2歳女王の座にどこまで迫れるか、見逃せない一戦です。