感謝の気持ちを胸に秘め…辛い別れを乗り越え始まる年女の1年【永島まなみ騎手コラム】

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まなみの学び

日本全国の"まな民"の皆様、あけましておめでとうございます。2026年最初の更新となる今回は今年の抱負から今週末の競馬のお話、昨年悔しかったレースのお話、地元での新春トークショーのお話から、愛する家族との別れまで、今週も盛りだくさんでお届けします。本年もよろしくお願いいたします。

年女として迎える新年最初の騎乗はゆかりの馬で

——新年おめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。今年は午年です。まなみ騎手、年女ですね。

よろしくお願いします!年女です!特に深い理由があるわけではないのですが、午年は好きな年なんです(笑)

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PN.まなるとさんご提供

——念のため調べたところ、柴田善臣騎手や松山弘平騎手や丸山元気騎手、同期だと水沼元輝騎手と松本大輝騎手が年男でした。

みたいですね、私も記事で知りました!

——ちなみに海外に年女という概念があるのかは分かりませんが、R.キングも午年です。午年仲間ですね。

みたいですね、それも記事で知りました(笑)

——新年一発目の更新となりますが、まずはまなみ騎手に2026年の目標を伺いたいところです。

やはりケガなくというのが大前提ですね。そして去年ふがいない結果で終わってしまったので、去年を超える成績を残せるように、一つ一つ積み上げていきたいなと思います。

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PN.水無月さんご提供

——PN.小倉在住のまな民さんから「冬の小倉開催でまなみんを観れることを楽しみにしていただけに、参戦が1日だけなのは驚きました。京都を選ばれたのは何か理由があるのでしょうか?」というメッセージをいただいています。これも新たなチャレンジの一環なのでしょうか。

毎年ローカル開催で乗せていただいていたのですが、もちろんローカルでも勉強になることがあることは前提として、本場で上のジョッキーの方と乗って勉強させていただきながら、少しでも上手くなりたいなと思っての京都騎乗ですね。

——そのような意図があったのですね。今年、"特にこの技術を伸ばしたい"というところはありますか?

道中、競馬の流れに乗るところでしょうか。ローカルだとどうしても競馬の流れが激しかったり、ペースが変わりやすいところがあるんです。

主場だとある意味綺麗な形での競馬が行われるのが大半なので、その中で上手く競馬の流れに乗っていきたいなと思っています。

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PN.まなるとさんご提供

——昨年同様の質問をさせていただいた際は"もっとうまく馬群を捌いて競馬ができるようになりたいです"という答えがありました。この部分についてはまなみ騎手の中で何か掴んだものはあるのでしょうか。

まだまだ全然ではありますね。この部分も納得していないことは多いので、課題として頑張っていきたいです。

——PN.ふみさんからは、園田の新春トークショーにて「今年の抱負で"怪我なく去年を越えれるように"と話されてましたがプライベートな目標はありますか?」というご質問をいただいております。こちらはいかがでしょう。

なんもないですね(笑)。風邪をひかないように、健康に一年過ごしたいです。

——まずは無事に、ケガなく、ですね。

そうですね、頑張ります!

——新年最初の開催週は京都で計3鞍に騎乗されます。除外などもあり少なめですが、いつも通り追い切りか実戦で騎乗経験のある馬を中心に伺います。今年最初の騎乗は日曜4R・3歳新馬、自厩舎のペイシャプルとなりました。CWコースでの一週前追い切りに騎乗されましたね。

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ゆかりの血統・ペイシャプル
まなみ騎手ご提供

結構馬っぷりもいい馬で、どちらかといえばお兄ちゃんのペイシャケイプよりもお姉さんのペイシャフラワー寄りではあります。反応も調教を重ねて良くなってきていますし、楽しみな子です。

——おっしゃるように、半姉はコラムでお馴染み"ペイちゃん"ことペイシャフラワー、半兄もコラムでお馴染みペイシャケイプと、まなみ騎手と大変縁のある血統です。

ケイプとはまったく似ていなくて(笑)、ちょっとお姉ちゃんのペイシャフラワーに似ています。追い切りの走り方もそうですし、綺麗なフットワークをします。

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お正月を祝うペイシャプル
まなみ騎手ご提供

——お兄さんのペイシャケイプのことはデビュー前から"大きなテディベア"と評されていました。テディベアではなく…?

そうですね、プルも大きいのですがまたちょっと違います。お兄ちゃんのケイプはおとなしかったんですが、まだ落ち着かないところはありますね。

お姉ちゃんのペイちゃんのような物見もないのですが、ヤンチャという部分ではお姉ちゃんに似ているかもしれません。

——ペイシャフラワーのニックネームは"ペイちゃん"、ペイシャケイプのニックネームは"ケイプ"でした。ペイシャプルは"プル"なんですね。

そうなんです、"プル"と呼んでます。「プルプルプルプル~♪」と言いながら顔を撫でまわすと、すごく喜びます(笑)。プル、可愛いんです。

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まなみ騎手ご提供

——カリフォルニアクローム産駒です。ダート1800mという条件はいかがでしょう。

合っていると思います!ダートのほうが良さそうな走り方ですし、お兄ちゃんより距離も持つと思います。

——翌日月曜の京都1R・3歳未勝利でも自厩舎とのコンビとなります。"エンちゃん"ことエンジェルグラースと3度目のコンビ結成ですね。

ずっと調教に乗せていただいていますが、この馬なりにだいぶしっかりしてきてくれています。寒いのがいいのか、体力がついてきたのか元気いっぱいです。ダートも合うと思うので頑張りたいです。

——2カ月半ぶりですが、成長している実感が大きいのですね。

そうですね、精神的にもちょっとずつ大人になってきています。

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PN.まなるとさんご提供

——この日の最終・4歳上1勝クラスでは、カウンティフェアと前走に続きコンビを組まれます。

前走に続き乗せていただきますが、再度この馬の競馬をできるように頑張りたいと思います!

——2走前にこの舞台で大敗しましたが、今回は開幕週の京都芝マイルですね。

綺麗な馬場になるのはいいと思います。ハイペースになるとちょっとしんどいところがある子なので、マイペースに持ち込んで、速過ぎないペースの形で競馬できればなと思います。

——前走稍重馬場をこなしたように、力をつけている感じがあります。

そうですね、返し馬から以前とは全然違っていたので、本当に成長しているなと感じています。

悔しさと喜びと…2025年を振り返る

——先週日曜は有馬記念が行われました。レースを観てのご感想から伺いたいです。

実家で観ていたのですが、しびれましたね。最初松本(大輝)くんが逃げて、道中(武)豊さんが上がっていって、見どころの多いレースだったかなと思います。

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——同期の松本騎手が、まなみ騎手が騎乗した経験もあるミステリーウェイに騎乗されてハナを切られました。ご自身が乗られていた馬が有馬記念を走る、というパターンはこれが初めてでしたね。

そうなんです、スゴいなと思いました。あんな大きな舞台で自分からペースを作っていって。

——今年は有馬記念の舞台でまなみ騎手の姿を見たいです。

そうですね、乗せていただけるように、まずはコツコツ頑張ります!

——昨年のお話をもう少し伺いたいところでした。2025年のまなみ騎手の騎乗についてですが、まずはまなみ騎手が"昨年一番悔しかったレース"は何か、伺ってみたいです。

直近なんですが、ターコイズSスリールミニョンですね。

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——選定理由はどのあたりにあるのでしょうか。

ゴール寸前まで先頭に立てていましたし、最後は後続に飲みこまれてしまったのですが、その部分がやはり悔しいです。勝ちたかったです。自厩舎で勝ちたい思いはより強いので…

——このターコイズSで、まなみ騎手の中で"ここをこうしておけば良かった"と思われるところはあるのでしょうか?

武史さんが来られた時にグッと、ちょっとハミを噛んでしまったところがあるんです。そこまでずっとハミを噛んでいたわけではないのですが、そこで少しペースが上がってしまったので、もう少しゆっくり行けていたらなと思うところはあります。

——逆に"昨年一番嬉しかったレース"を伺えますでしょうか。

こちらもミニョンで(笑)、ミニョンと勝った中京スポニチ賞ですね!

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——大変印象的なレースでした。

元々ちょっと引っかかる馬だったのですが、このレースでは馬具も変えていたので、その馬具の影響がどう出るかという部分もあったレースです。

厩舎の方が馬具を工夫してくださった結果勝てたので、担当の(境)美穂さんだったり、調教をつけてくださっている助手の西岡さんには本当に感謝しています!

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西岡助手(左)と境美穂助手(右)のチーム・ミニョン

——何度写真を見ても、まなみ騎手が昨年一番嬉しい勝利だったことが伝わってきます。

そうですね、このガッツポーズはみんなにマネされました(笑)

——折り合いが決して簡単なタイプではない中で距離延長の一戦でした。そんな中での勝利、スリールミニョンの成長を感じるレースでしたね。

レース内容はレースを経験するごとにすごく良くなってくれています。ただターコイズSでは返し馬に行く前に少しゴネたりしたり、少し難しいところを出し始めてはいるんです。

今後はこの部分が悪化しないように、先出しなどで対応しながら、ミニョンの気分を害さない形で競馬ができればなと思います。

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——スリールミニョンに関してはまなみ騎手が"重賞を勝てる馬"とよくおっしゃっています。完成度としては現在どのくらいなのでしょう。

まだまだ良くなると思いますね。本当にパワーアップしてくれています。バランス面ももっと良くなってくると感じています。

——振り返れば新馬戦で432kgだったのが、前走のターコイズSでは6kg減っても452kg、だいぶ大きくなりましたね。

そうなんです、心身共にパワーアップしているところだと思います。

——今年、ミニョンと共にタイトル奪取されることを心から期待しております。

はい、頑張ります!

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ありがとうコロン、感謝を込めて

——年末年始が終わりますが、今年は年末最後の開催からちょうど一週間後に年始の開催ということもあって、あまり休んだ気にならないですね。

そうですね、全然休んでいる感じがないですね。

——31日の追い切りが仕事納めだったと思われます。今年はどんな大晦日になったのでしょうか。

大晦日は自宅でひとり、コロンの写真を見ながら静かに過ごしていました…。いつもはめちゃくちゃ食べるのですが、全然食欲も湧かなくて…

——年末、悲しいお別れもあったと伺っています。当コラムにも何度も"友情出演"してくれた、まなみ騎手のご実家の愛犬・コロンくんの訃報が届きました。

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愛犬・コロンくんと まなみ騎手ご提供

12月27日の土曜でした。14歳と5カ月だったのですが、今年に入ってから体調良くなったり悪くなったりを繰り返していて、26日の金曜の時点でまた体調が悪くなったと聞いていたんです。

27日の朝にバレットをやってくれている姉に「コロンどう?」と聞いたところ、「今までで一番体調が悪いかもしれない…」とのことで…。

私は土日レースがあったので実家に行けなくて…。27日の夜に亡くなったようです。私が知ったのは28日日曜の朝でした。

競馬が終わってからすぐに実家に戻ったのですが、私だけ最期を看取ることができなくて。最後にもう一度コロンに会いたかったです。

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まなみ騎手ご提供

——永島家のアイドルとして、まなみ騎手の心の支えになっていたのではないでしょうか…

そうですね、みんなコロンのことが大好きだったので、みんなこれでもかというくらい泣いていました。私も一生分泣いたと思います。

2日にみんなで集まってワイワイしようという話だったのですが、みんなそれどころではなくて。みんな大泣きでした。

——出会いは確か小学生の頃だったと記憶しています。

私が9歳の時に来てくれました。私は犬が苦手だったのですが、姉と妹が「犬を飼いたい」とずっと言っていて、父が連れてきたんです。

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まなみ騎手ご提供

——特に印象的な思い出があれば伺ってみたいです。

競馬学校に行く前は、朝、私がいつも散歩に行っていたんです。すごく元気で、めちゃくちゃ脚が速くて、みんなにチーターか?と言われるくらい速かったんです(笑)

よく散歩中に2人で走り回りましたし、そんな散歩中に急に大雨が降ってきて、私の上着を傘替わりにしながら2人揃ってズブ濡れになって帰ってきたのが印象に残っています。

——トトロのワンシーンのようなエピソードです。まなみ騎手の体力強化にも貢献されたのですね。

そうですね、めっちゃ速かったのでよく一緒に走っていました。

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まなみ騎手ご提供

——改めて、謹んでご冥福お祈りいたします。コロンくんのためにも、今年の競馬でいい報告をしたいところですね。

ありがとうございます、コロンが見守ってくれていると思うので、コロンに恥じないよう頑張りたいです!

お正月は園田で幼馴染みとトークショー!

——大晦日の話に戻りますが、2025年の年明けの際は、前夜23時20分に寝てしまい、起きたら朝9時10分でいつの間にか年が明けていましたが、今年は…

今年は一応年は越しました!

——それは12月の普通の日の過ごし方です。

そうですよね(笑)、普通の日のような過ごし方をしていました。

——紅白歌合戦を観て…

いや、紅白は観ずに韓国ドラマを観てました!

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PN.水無月さんご提供

——全休日の元日木曜、昨年は家から一歩も出ずに過ごし、夜は元日マックでした。今年はいかがでしたか。

昨年同様、一歩も家から出なかったです。一歩も出ずに家でのりたまごはんを食べてました。

——それは12月の普通の日の過ごし方です。

間違いない(笑)。のりたまごはん、おいしかったです!

——初詣はどうされたのでしょう。

まだ行ってないんです、いずれというところですね。

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PN.水無月さんご提供

——翌日2日は"地元"の園田競馬場にて、小牧加矢太騎手吉村誠之助騎手と鏡開き&トークイベントが開催されましたね。まなみ騎手の鑑開きは新鮮でした。割ってきましたか。

初めてしました、こうやって鏡開きするんだと思いました!やり方も初めて知りました。

——トークショー、どうでしたか。

いつもの誠之助じゃなかったですね、猫被ってました(笑)。長い付き合いの私たちに見せる一面とは違っていましたね。

普段から行動面ではっちゃけるということはないんですが、トークショーではちょっと賢い誠之助を見せていました(笑)

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猫を被っていた?吉村誠之助騎手
まなみ騎手ご提供

——誠之助騎手がこのコラムを読んでいたらクレームがきそうな…

来そうですね、「何言ってるんすか!」って言われそうです(笑)

——あまり誠之助騎手がトークイベントに出ているイメージが湧きません。印象的なお話はありましたか?

誠之助が去年、JRA通算99勝で止まったんです。JRA100勝も掛かった状態に加えて、誠之助は明日4日が誕生日なので、「京都金杯でバースデー決めます!」「舞台は整いました」と言っていましたね(笑)

——鏡開き、トークショーには多くのまな民の方が集まったそうです。SNSでも話題になっていました。

MANAWINバッグを上に掲げてくださっている方もいましたね!

——新年からまな民の皆様は熱いですね。

本当にありがたいです!

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セットポジション まなみ騎手ご提供

——トークイベント参加のお3方ともお父様が園田のジョッキー経験者という立場です。幼馴染みとのトークイベントは不思議な感じもするのでは…?

そうですね、でも加矢太さんとはあまり被っていないところもあるので。誠之助とは乗馬苑も被っているくらいの幼馴染みではあるんですが。加矢太さんはすごく面白い方で、トークを引っ張ってくださってありがたかったです!

——「掛け合いが面白かったです!」というメッセージが競馬ラボ編集部に寄せられています。

加矢太さんのおかげです(笑)。私や誠之助が言ったことに対して、加矢太さんが色々とツッコミを入れてくださって…

——これは小牧加矢太騎手がいないと、ツッコミ不在で…

ボケが2人だけいる状況でした(笑)

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救世主

——これで岩田望来騎手がいれば、園田ジョッキーチルドレン揃い踏みでしたね。

岩田先輩は日程面の都合もあったようですね。

——4人揃ったトークショーもいつか観たいものです。来週は予定変更なしであればM(まなみ)-1ぐらんぷり2025の結果発表回となります。すでに永島まなみ審査委員長と永島みなみ審査員の審査は終えられていますが、姉妹で選んだ作品が被っていましたね。

びっくりしました(笑)。あれだけ写真を送っていただいたのに、まさか被ると思いませんでした。

——来週もよろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします!

※まなみ騎手の愛犬であるコロンくんには何度もコラムに登場していただきました。いつも可愛らしい表情を見せてくれて、ファンの皆さんにもお馴染みの存在だったコロンくんに感謝するとともに、改めて、ご冥福をお祈りいたします。コロンくん、ありがとうございました。

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まなみ騎手ご提供

いつも永島まなみ騎手コラム"まなみの学び"をご覧いただきありがとうございます!コラム開始2年4か月、ここまでまなみ騎手に色々な質問に答えていただきました。

"ファンの皆様と共に歩む"コラムとして、これからもファンの皆様の質問を幅広く頂戴し、ご本人に聞いていこうと思っております。

競馬に関すること、そして日常生活について、永島まなみ騎手にこれだけは聞いてみたい!ということをぜひご応募ください。頂いたご質問、メッセージは上記のようにご本人に届けさせていただきます。

すべてのご応募はメールにて受け付けております。メールの件名に「まなみ騎手へ」、本文にお名前(ペンネーム)を記載の上、以下のアドレスまでご質問をお願いいたします。皆様ぜひご投稿よろしくお願いします!
manami_nagashima@keibalab.jp