カネヒキリが競走馬登録を抹消、新冠の優駿SSで種牡馬に

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これまでにジャパンカップダート2勝など、ダート界で幾多のタイトルを手にしたカネヒキリ(牡8、栗東・角居厩舎)が、17日(金)付けで競走馬登録を抹消する事が発表された。今後は北海道新冠郡新冠町の優駿スタリオンステーションにて種牡馬となる予定。

カネヒキリは04年7月の2歳新馬戦でデビュー。3歳時にダートで頭角を現すと、ジャパンダートダービー、ダービーGPなど、3歳交流重賞を制しただけでなく、秋にはJCダートで古馬を撃破。 翌年の4歳時にも、フェブラリーSを制し、快進撃を続けたが、その夏に屈腱炎を発症すると、07年にも右前屈腱炎を再発。

そこから、幹細胞移植手術など、2度の手術を受けて、08年に約2年振りとなるブランクから戦線復帰すると、阪神競馬場で初めて行われたジャパンカップダートで復活の勝利。続く、暮れの東京大賞典。翌年の川崎記念でも連勝を伸ばしたが、その春のかしわ記念で、またしても左第3指骨々折が判明。

約1年の休養を経て、この夏の帝王賞で復帰し、2着に健闘すると、続くマーキュリーCで再度の復活劇となる5馬身差圧勝。 ラストランとなった8月12日のブリーダーズゴールドカップでは、シルクメビウスの2着に屈したが、常に高いパフォーマンスをみせただけでなく、2度の長期休養から復活するなど、約6年に亘る競走馬生活でファンを魅了し続けた。

同馬の馬主は金子真人ホールディングス、生産者は早来のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ハワイの雷の精」。 JRA通算獲得賞金は4億7,629.1万円(付加賞含む)、地方通算獲得賞金は3億4000万円、海外通算獲得賞金は3,532万5700円。

9月6日、引退を発表した際の角居勝彦調教師のコメントは以下の通り。

「以前に(屈腱炎を)発症した右前でなく、今回は左前に症状がみられたた、年齢を考えて、オーナーと協議した結果、引退を決定しました。
歴史を作ってくれた名馬であり、携わった私達には、簡単に諦めてはいけない事を教えてくれた恩馬です。今後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする予定ですが、幸せな第2の人生を送ってほしいです。」

カネヒキリ
(牡8、栗東・角居厩舎)
父:フジキセキ
母:ライフアウトゼア
母父:Deputy Minister
通算成績:23戦12勝
重賞勝利:
09年川崎記念(G1)
08年東京大賞典(G1)
05・08年ジャパンカップダート(G1)
06年フェブラリーS(G1)
05年ダービーグランプリ(G1)
05年ジャパンダートD(G1)
10年マーキュリーカップ(G3)
05年ユニコーンステークス(G3)