レッドデイヴィスなど《平林雅芳 次走注目2歳馬》(12/5・6)

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トピックス

★次走注目2歳馬

土曜阪神1R
2歳未勝利
ダ1800m

タマモダイナミック(2着)(牡、栗東・中竹厩舎)
(ポイント)
長い距離こそスタートが肝心。このレースではクビ差負けのタマモダイナミックがスタートでの不利で完全に勝ちを逸した感じだった。ゲートが開いた瞬間に内のメイショウハウンドが外へヨレ気味で出た。その隣りのタマモダイナミックとダノンマックインも決して速くない出方。タマモダイナミックの前に入る形となる。もうスタートからしてハンデを背負ってしまっている訳である。最後方とブービーとなった2頭だが押して前へと出ていくタマモダイナミックとステッキを入れてうながすダノンマックインとなった。最初のカーヴを過ぎて2コーナーへかかるあたりで馬群が固まりゴチャついて手綱を抑えるシーンまであったタマモダイナミック。ダノンの方は早めに3番手へあがるレースをしていったがこちらはその後ろめの位置。最後がクビ差だっただけにやはり惜しまれるもの。スムーズな競馬だったら勝利はこちらだったと思える。次はすぐに勝利と思えるものだ。

土曜阪神3R
2歳未勝利
芝外1800m

ゴットマスタング(1着)(牡、栗東・木原厩舎)
(ポイント)
今日もゲートがいまひとつ。五分に出ていたが他馬に寄られてしまい下がった様子だ。そして道中は最後方、内ラチにつけて追走。3コーナーもそのままながら4コーナー手前で外へ出してくる。直線ではいちばん外へ出てきてのスパートとなった。絶好の手応えで直線に入ってきたハンドインハンドが伸びるその外を押して押して取り付いて行ったゴッドマスタング。最後はハナ差先んじていた。パトロールビデオを観ても道中も決して引っ張りきりとかの手応えではない。デビュー戦で3・5秒も遅れた馬が2戦目といい今回といいまったく違う内容だ。木原師に聞いても《何せ止めようとするみたい》と気性の若さを言う。荒い競馬となっているが何せ伸びてくる脚は半端ではない。次走、昇級してどんな競馬、脚を見せるのかちょっと観てみたい馬でもある。興味津々という訳だ。

土曜阪神6R
2歳新馬
芝内1400m

シャイニンオーラ(2着)(牡、栗東・松田博厩舎)
(ポイント)
勝ったノーブルジュエリーが桁違いな能力を見せ付けた一番であったが、この馬も負け時のパフォーマンスだった。ゲートの出はそんなに悪くなかったが、いつの間にか最後方。縦長のレースでブービーからまた後ろであった。それでいて、直線では馬の間を縫うように出てきた残り1ハロンからの脚。メンバー中最速の脚は当然であった。何せ、驚きがふたつあったこのレース。勝ち馬と2着馬。それぞれが違う方法で走る馬の印象を与えたもの。何かハイレベルな競馬を見させて貰った感じであった。共に女の子。ますます牝馬路線は活況を呈してきそうである。

日曜阪神2R
2歳未勝利・牝
ダ1400m

ラブギャラクシー(2着)(牝、栗東・本田厩舎)
(ポイント)
実は、前走終わってこの欄で登場して貰った馬。すぐに勝ち負けと書いておいたのだが、思い出したのがレース直前とすっかり忘れていた。道中は、今日もインで辛抱して直線に向いて外へ出してと、前回と変わらぬレースぶりだったが、池添Jのステッキがかなり利いて伸びるはのびる。スムーズな競馬で勝ったプントバンコには迫れずじまいだったが、次走に繋がる内容は続く。
そんな訳で、またまたの登場をお願いした次第である。この馬は意外と美味しい配当をもたらす馬になるのかも知れない。

日曜阪神6R
2歳新馬
芝内2000m

メイショウヤマカゼ(4着)(牡、栗東・西浦厩舎)
(ポイント)
このレースからは2着のサイモンロード、3着のジェントルマンと次走に狙いたい馬ばかりだが、直線で一旦外から先頭に踊り出るのかと思えたメイショウヤマカゼを取り上げさせて貰おう。
最後はフワっとした感じで、池添Jのステッキが乱舞していた。ゴール寸前でジェントルマンの急襲に遭い4着となったが、ケイコの時計がCWでまだ84秒を切れてない仕上がりであったから、次走はもっと上積みがあると思える。
勝ったヌーベルバーグが素晴らしい勝ちっぷりでいちばん眼を引いたレースではあったが、上位馬は次走もけっこうやりそうな面々であると思える。

日曜阪神9R
千両賞
芝外1600m

レッドデイヴィス(9着)(セン、栗東・音無厩舎)
(ポイント)
直線を向いた時には、トップシャインの1頭前に位置していたレッドデイヴィス。トップは外へ進路を求めて出て行ったが、こちらはそのまま最内枠での行動をとってラチ沿いを進む。一番前を行くジンクアッシュの内から伸びてくるのは危険と、少し進路を外へ出してきた残り1ハロンの手前だったが、外へ行ったはずのトップシャインが直ぐ隣りを伸びて前へと進むだけに、そのままインを狙う。しかしラトルスネークとジンクアッシュの間が広がらない。
結局はそのままゴール近くまで行き、最後に少しだけ外へ進路を取ってだが、時すでに遅し。何も出来てない残り1ハロンでの行動であった。
だから、次走は大きく変わっても何の不思議もない競馬内容である。『9着の着順だけで判断すると痛い目に遭いますよ』と言いたい。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。