マーガレットSを逃げ切ったクリアンサス《平林雅芳 3歳観戦記》

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トピックス

日曜阪神9R
マーガレットS
芝1400m
勝ちタイム1.20.8
勝ち馬
クリアンサス(牝3、栗東・松永幹厩舎)

18頭中2勝馬が8頭の組み合わせ。1勝馬でも十分にチャンスがありそうな戦前のムードだった。しかし、ゲートが開くや先頭に立ったクリアンサスが、そのまま逃げ切っての勝利。前走は4コーナーで外へ逃げ加減で他馬に迷惑をかけたものだが、今日はきれいに逃げ切ったものである。

前半3ハロンが34.6で上がりの3ハロンも34.6と、これ以上ない理想的な流れとなったクリアンサスの国分恭J。これでこの馬には二度の騎乗で2勝である。3勝ともが逃げ切りと、母のフラワーパークのスピードを生かした方がいい馬なのだろう。4コーナーで2番手にジワッと上がってきたタガノラブキセキ。勢いから前を捕えるのかと思ったが、その後が伸びない。逆にクリアンサスが離して行った。2番手に上がって来たのがプランスデトワール、しかし道中は中団でレースを進めていたが、やや掛かり気味だったし、カーヴでも外へと行きたがる様な素振りを見せて若さ一杯のレースぶり。
若さと言えば、4着のキタサンフクジンだ。直線へいい位置でいい手応えで入って来たなと思っ見ていたら、直線半ばでは外へ出てしまったり、矯正すれば内へもたれたりと、左右に二度ずつのブレ。その直後にいた岩田Jエーシンブランの進路を塞いでばかり。自身も追えてなくて4着と、もったいない内容だった。1番人気のシャイニーホークは、4コーナーではプランスデトワールの後ろで持ったままで追走して来ていたが、最後まで前のプランスデトワールをかわす勢いにはならなかった。

クリアンサスは、桜花賞がもう1週間でも先だったら、前登録を済ませていたのではなかろうか。でも暮れの阪神JFの結果を見ると、距離に限界があるのかまったくいいところがなかった。だからやっぱり桜花賞には行かなかったものだろう。自分の競馬をした時の強さ。何せ、坂路での動きはかなりなものを出せる馬。これからも1400までの距離なら楽しませてくれるものだろう。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。