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エーシンミズーリ、末脚爆発させて伸び快勝!《平林雅芳 3歳観戦記》
2011/5/3(火)
土曜京都9R
あやめ賞
芝外1800m
勝ちタイム1.49.0
エーシンミズーリ(牡3、栗東・坂口則厩舎)
2着続きのエーシンミズーリだが、今回は内枠でじっと脚を貯め、直線で爆発させて伸び快勝した。経済コースを通って来た有利さも増して、逃げたウアジェトをあっさりと直線半ばではかわして行く時の脚の速さであった。
デウスウルトは4コーナーまではいい感じだったが、カーヴを回った途端に差が開いた感じ。外々を追い上げて来た脚は悪くなかったが、ウアジェトにも頭差届かずの3着であった…。
新馬戦を逃げ切ったウアジェトが、今回も先手を取って出て行く。3コーナーを過ぎたあたりでは、2番手のシャドウエミネンスを3馬身ぐらい差をつける逃げ。しかし流れはゆったりとこれ以上ないもの。そんな中で、5番手のエーシンミズーリは折り合いもピッタリとついての追走である。
坂の下りでなおペースを落としたのか、後続との差がほとんどなくなりかけたウアジェト。最後のカーヴを回る時には、2番手シャドウエミネンスがすぐ後ろまで迫って来ていた。そのシャドウエミネンスの真後ろにエーシンミズーリ。
カーヴを回って直線に入って来た。一番内ラチ沿いに進路を取るウアジェト。残り300のオレンジ棒あたりでは、エーシンミズーリに1、2発ステッキが入れられると加速し出した。残り1ハロンを過ぎてもまだ粘るウアジェトだったが、流石にエーシンミズーリの脚が良く、残り50メートルぐらいで抜かれる。
最後はもう流し気味だったエーシンミズーリは2馬身以上の差でゴール。外から追いこんで来たデウスウルトが3着だった。
逃げたウアジェトの1000通過は1.02.3とかなりゆったりな流れ。上がり3ハロンも11.5~11.3~11.5とかなりの切れ勝負となった。そこを加速して行ったエーシンミズーリの切れは称賛ものだろう。
未勝利を2000芝で勝ち、今回の1800での勝ちと悪くない内容だ。これでどこか重賞にチャレンジしてくるのだろうが、面白い存在か。
2着ウアジェトも、新馬戦以来の好内容を見せてくれた。
デウスウルトは道中で両前脚の落鉄だそうで、何とももったいない内容で次はと思っていたら、火曜朝に平田師から《骨折で半年ぐらい先の復活となりそうだ》と聞いた。せっかくこれからと思っていただけに残念な話だ。
日曜京都12R
いぶき賞
ダ1800m
勝ちタイム1.51.7
グレープブランデー(牡3、栗東・安田隆厩舎)
天皇賞の興奮も冷めやらぬ京都競馬場。そんな中で行われた最終レースの3歳オープン競走のいぶき賞。ダート巧者が揃った。その中でも圧倒的人気のグレープブランデーが3番手をガッチリとマークして直線へ入り、最後はクビ差まで迫られたが危なげない勝利。そのゴール前でボレアスに迫られた格好だが、着差以上の内容ではあった。
これでダートでは5戦3勝、芝でも2着はあるがやっぱり適性はダート。まだまだ強くなっきそうなそんな将来を感じさせる馬である…。
内枠を利してスマートルシファーが行く。最初のカーヴで、2番手にウィリアムズJのサウンドボルケーノが1馬身の間隔でついて行く。その後をグレープブランデーも3番手をがっちりと確保。
武豊Jの逃げで1000メートルは1.01.9とこのうえないペース。向こう正面に入っても淡々とした流れ。追走するグレープブランデーも当然、楽な手応えだ。ボレアスが中団の中、3コーナーではだいぶ中団グループも前へとの間隔を詰めて来た。
3コーナーのカーヴを回ったあたりで、前の3頭はいよいよ接近し出す。逃げるスマートルシファーに半馬身差でサウンドボルケーノ。そのすぐ外を、また半馬身近い差でグレープブランデーが進む。直後に、内ピッタリをコルポディヴェントが差なく追走。さらにシゲルソウサイと続く。
4コーナーに入る時には、もう前の3頭は差なく並ぶ。
カーヴを回って直線へと入って来た時には、最内のスマートルシファーはもう手応えがない。替わって先頭にはサウンドボルケーノだが、グレープブランデーが持ったままで外にいる。
残り1ハロンを過ぎてグレーブランデーが先頭。2番手が激しくなって、サウンドボルケーノの内からコルポディヴェントが顔を覗かせ出す。外ではシゲルソウサイとその外にボレアスが追いついた。そして抜けたグレープブランデーを追ってボレアスが勢いついて半馬身、クビと迫ったところがゴールだった。ゴール前で外からシルクシュナイダーが3着に上がっ来ていた。
1,2着がクビ差。3着シルクシュナイダーから6着のシゲルソウサイまでの間はクビ・ハナ・ハナ差の大接戦となった。
前走で共に芝を経験したグレープブランデーとボレアスだが、相手関係もあろうがグレープブランデーが2着。しかし、共にダートの方がより力を発揮できる馬であるのは間違いない。
そして3着シルクシュナイダー。惜しまれるのは、直線半ばで内から外へと出すのにボレアスが先に行くまで待つ間があったもの。あそこを前にだけ進めるスペースがあったらと思える時間であった。ゴール前の脚だけはかなり良かっただけに、そう思えたものであった。
コルポディヴェントもサウンドボルケーノもシゲルソウサイも、距離や相手関係ひとつでは勝ち負けまで行ける器。そんな思いを残すレースであった。
先々でまた対戦することもあろうが、そんなに力差のない関係であると思えたものであった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
あやめ賞
芝外1800m
勝ちタイム1.49.0
エーシンミズーリ(牡3、栗東・坂口則厩舎)
2着続きのエーシンミズーリだが、今回は内枠でじっと脚を貯め、直線で爆発させて伸び快勝した。経済コースを通って来た有利さも増して、逃げたウアジェトをあっさりと直線半ばではかわして行く時の脚の速さであった。
デウスウルトは4コーナーまではいい感じだったが、カーヴを回った途端に差が開いた感じ。外々を追い上げて来た脚は悪くなかったが、ウアジェトにも頭差届かずの3着であった…。
新馬戦を逃げ切ったウアジェトが、今回も先手を取って出て行く。3コーナーを過ぎたあたりでは、2番手のシャドウエミネンスを3馬身ぐらい差をつける逃げ。しかし流れはゆったりとこれ以上ないもの。そんな中で、5番手のエーシンミズーリは折り合いもピッタリとついての追走である。
坂の下りでなおペースを落としたのか、後続との差がほとんどなくなりかけたウアジェト。最後のカーヴを回る時には、2番手シャドウエミネンスがすぐ後ろまで迫って来ていた。そのシャドウエミネンスの真後ろにエーシンミズーリ。
カーヴを回って直線に入って来た。一番内ラチ沿いに進路を取るウアジェト。残り300のオレンジ棒あたりでは、エーシンミズーリに1、2発ステッキが入れられると加速し出した。残り1ハロンを過ぎてもまだ粘るウアジェトだったが、流石にエーシンミズーリの脚が良く、残り50メートルぐらいで抜かれる。
最後はもう流し気味だったエーシンミズーリは2馬身以上の差でゴール。外から追いこんで来たデウスウルトが3着だった。
逃げたウアジェトの1000通過は1.02.3とかなりゆったりな流れ。上がり3ハロンも11.5~11.3~11.5とかなりの切れ勝負となった。そこを加速して行ったエーシンミズーリの切れは称賛ものだろう。
未勝利を2000芝で勝ち、今回の1800での勝ちと悪くない内容だ。これでどこか重賞にチャレンジしてくるのだろうが、面白い存在か。
2着ウアジェトも、新馬戦以来の好内容を見せてくれた。
デウスウルトは道中で両前脚の落鉄だそうで、何とももったいない内容で次はと思っていたら、火曜朝に平田師から《骨折で半年ぐらい先の復活となりそうだ》と聞いた。せっかくこれからと思っていただけに残念な話だ。
日曜京都12R
いぶき賞
ダ1800m
勝ちタイム1.51.7
グレープブランデー(牡3、栗東・安田隆厩舎)
天皇賞の興奮も冷めやらぬ京都競馬場。そんな中で行われた最終レースの3歳オープン競走のいぶき賞。ダート巧者が揃った。その中でも圧倒的人気のグレープブランデーが3番手をガッチリとマークして直線へ入り、最後はクビ差まで迫られたが危なげない勝利。そのゴール前でボレアスに迫られた格好だが、着差以上の内容ではあった。
これでダートでは5戦3勝、芝でも2着はあるがやっぱり適性はダート。まだまだ強くなっきそうなそんな将来を感じさせる馬である…。
内枠を利してスマートルシファーが行く。最初のカーヴで、2番手にウィリアムズJのサウンドボルケーノが1馬身の間隔でついて行く。その後をグレープブランデーも3番手をがっちりと確保。
武豊Jの逃げで1000メートルは1.01.9とこのうえないペース。向こう正面に入っても淡々とした流れ。追走するグレープブランデーも当然、楽な手応えだ。ボレアスが中団の中、3コーナーではだいぶ中団グループも前へとの間隔を詰めて来た。
3コーナーのカーヴを回ったあたりで、前の3頭はいよいよ接近し出す。逃げるスマートルシファーに半馬身差でサウンドボルケーノ。そのすぐ外を、また半馬身近い差でグレープブランデーが進む。直後に、内ピッタリをコルポディヴェントが差なく追走。さらにシゲルソウサイと続く。
4コーナーに入る時には、もう前の3頭は差なく並ぶ。
カーヴを回って直線へと入って来た時には、最内のスマートルシファーはもう手応えがない。替わって先頭にはサウンドボルケーノだが、グレープブランデーが持ったままで外にいる。
残り1ハロンを過ぎてグレーブランデーが先頭。2番手が激しくなって、サウンドボルケーノの内からコルポディヴェントが顔を覗かせ出す。外ではシゲルソウサイとその外にボレアスが追いついた。そして抜けたグレープブランデーを追ってボレアスが勢いついて半馬身、クビと迫ったところがゴールだった。ゴール前で外からシルクシュナイダーが3着に上がっ来ていた。
1,2着がクビ差。3着シルクシュナイダーから6着のシゲルソウサイまでの間はクビ・ハナ・ハナ差の大接戦となった。
前走で共に芝を経験したグレープブランデーとボレアスだが、相手関係もあろうがグレープブランデーが2着。しかし、共にダートの方がより力を発揮できる馬であるのは間違いない。
そして3着シルクシュナイダー。惜しまれるのは、直線半ばで内から外へと出すのにボレアスが先に行くまで待つ間があったもの。あそこを前にだけ進めるスペースがあったらと思える時間であった。ゴール前の脚だけはかなり良かっただけに、そう思えたものであった。
コルポディヴェントもサウンドボルケーノもシゲルソウサイも、距離や相手関係ひとつでは勝ち負けまで行ける器。そんな思いを残すレースであった。
先々でまた対戦することもあろうが、そんなに力差のない関係であると思えたものであった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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