【中山金杯】厩舎期待のニシノエージェント、得意舞台で真価発揮なるか

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ダービー以来の復帰戦に臨むニシノエージェント

ダービー以来の復帰戦に臨むニシノエージェント


中山金杯
ニシノエージェント
千葉直人調教師

——前走の日本ダービーは16着でした。レースを振り返ってください。

千葉調教師(以下、千):あの時点でのエージェントの成長度合を考えても、距離が長かったかと思います。本質的に2400mよりも2000mくらいがベストかな、という印象を受けました。開業2年目で最高峰の舞台を経験させていただけたことは厩舎にとって大きな財産になりましたし、よく頑張ってくれたと感謝しています。

——日本ダービーが終わって間もなく、右第1指骨剥離骨折が判明したという発表がありました。その辺りも含めてこの中間の過ごし方を教えてください。

千:骨折が判明した後は、まず阿見の西山牧場へ放牧に出させていただきました。それから日高の西山牧場へ移動した後にノド鳴りも見つかりましたので、今後のことを考えて手術をしました。術後の経過も問題なく、骨折箇所もノドも良い状態で来られていると思います。

——今回中山金杯を選択した意図は?

千:オーナーと協議をさせていただいて、この時期に京成杯を勝利しているように中山2000mは相性の良い舞台ですし、エージェントにとっても慣れている条件で実戦に復帰させてあげましょう、ということでここに決まりました。

——12/24(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

千:今回はレースで田辺騎手に初めて乗ってもらうので、追い切りでもエージェントの感覚を確かめてもらおうと考えていました。田辺騎手からは「若干体が重いかな」という評価でした。息遣いももうひとつだったようですが、これはノド鳴りが原因ではなく体の重さが影響しているもので、体がもうひと絞りできれば良化していくと思います。

レースまで本数を重ねることで自然に改善していくでしょうし、しっかり仕上がるのではないかと思っています。

——休養前と比較して変化を感じるところは。

千:馬体のシルエットですね。休養前は距離をこなせる馬らしくスラッとした感じで、線が細いように見せていましたが、今は各筋肉の輪郭がハッキリしてきて筋肉質な見た目になってきました。首が太くなってトモの厚みも増して、古馬らしい立派な体つきになりました。気性面も大人びてきましたね。

これまでは他馬を気にする素振りを見せたりしていましたが、今は堂々として落ち着いてきました。それでいてエージェントらしい我の強さも見せていますよ。走る馬特有の「やるときはやるよ」という雰囲気は変わっていません。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

千:私の厩舎の重賞勝ち第一号ですし、これからも厩舎を引っ張っていく存在として期待しています。しっかり走れる状態で送り出してあげて、良い競馬をしてもらいたいです。暮れのディセンバーステークスを藤野厩舎のドラゴンブーストが勝ちましたし、共に2025年のクラシックを戦ったライバルたちに負けないよう頑張っていきたいです。