専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
最後の新馬戦はこの馬で儲ける!
2016/3/17(木)
どうも!美浦の古川です。
ついこの間までトレセンは、インフルエンザの予防や風邪でマスクをしていた関係者やトラックマンが多かったが、最近は「花粉症予防」でマスクを装着している面々が多くなっている。私自身は花粉症ではないのでよく分からないが、美浦トレセン周辺は花粉が凄く多いようで、横浜から来ている後輩トラックマンは「週中のトレセンではティッシュが欠かせないけど、週末地元に戻ると症状は出ない」と言うほど。
花粉症が与える影響はジョッキーの騎乗にも大きく関わっており「鼻がムズムズして騎乗に集中できない」「ゴーグルの下は涙が溢れている」などと言っているものも。最近は症状緩和のいい薬が出ているようで前よりはラクになったと言われるが、花粉症ジョッキーにとっては一年で最も大変な時季がやってきているようだ。
トレセン関係者にも花粉症で悩んでいる人が多く、その中でも毎週取材する手塚貴久調教師は大きなマスクがトレードマーク。今週は3日間開催とあって調教スケジュールが慌ただしいようだったが、いつものように個人的に取材を受けてくれた。私が気になっていたのが、先週除外となって今週日曜にデビューがスライドする手塚厩舎の管理馬アジアハイウェイの調子。先週は「除外になったら未勝利戦へ。経験馬相手でも勝負になるし、先々も期待したい」と言っていた素質馬だけに、新馬戦ならなおさら狙えると思っていた。手塚師は「一週余計に追えたのはプラスで、先週より動きがいい。これなら何とかなっていい」と期待十分で、これは是非とも狙ってみたい。
さて、今週末の3日間開催は、中山競馬がない土曜日もラジオ日本の出演があり、また月曜日はパドック解説がありと大忙しである。「穴ズバッ」読者の方は、どうぞこの3日間競馬をお楽しみあれ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。