専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
1701勝目はこの馬だ!
2016/4/15(金)
どうも!美浦の古川です。
先週の日曜福島でJRA通算1700勝を達成した田中勝春騎手。主戦場の中山に戻った今週土曜は中山10R・下総S⑧タムロミラクル(牡4、栗東・西園厩舎)と中山12Rアスペンツリーの2頭に期待している。ともに前走で勝って勢いに乗る上がり馬だが、当欄では前者の関西馬⑧タムロミラクルをオススメする。
前走の中山戦は最内で控え、直線で抜け出すとメンバー最速の上がりで差し切って勝った。その走破タイムは同週のマーチS(G3)に0秒5差という好時計で、厩舎サイドも前走後は同条件のココを目標に調整してきたに違いない。
前走テン乗りだったカツハルも「凄く走る馬。1600万でも好勝負になる」と期待を寄せており、今回も脚をタメる作戦で臨む様子。先行争いが激しくなりそうなメンバー構成も追い風になりそうで、更に時計が掛かる馬場ならば昇級初戦でもチャンスがありそう。私としては、この馬での勝利がカツハルの1701勝目になると思っている。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。