専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
思い切った騎乗でガラリ一変だ!
2016/6/17(金)
どうも!美浦の古川です。
先週の「穴ズバッ」は土日に渡ってカツハル(田中勝春騎手)の騎乗馬を取り上げ、エミノマユアク(牝3、美浦・尾関厩舎)(土曜東京1R)・エイシンバランサー(牡4、栗東・西園厩舎)(日曜東京9R)とも快勝。穴馬をよく持ってくるカツハルにしては人気馬だったが「今週(先週のこと)はこの2頭は勝てる」と言っていたのでナイスジャッジだった。
さて、土曜の「穴ズバッ」でオススメするのは、カツハルと同じベテランジョッキー西田雄一郎騎手の推奨馬だ。東京2R・3歳未勝利のレーヌベルキス(牝3、美浦・武藤厩舎)は4ヶ月半のリフレッシュ放牧明けで、今回から西田が手綱を取る。稽古に跨がった当人は「休み明けだけど体はできているし、なかなか良い動き」と手応えを感じており、最後に「勝ち負けになると思うよ」と気合い十分。
また厩舎サイドも「デビュー当時は体もできていなかったし、毛もボサボサだったけど、それで③着に来るんだから力はある。今回はフックラとした体つきだし、毛づやもピカピカ。別馬みたいだよ」と、前走⑩着からの変わり身に期待している様子だ。
西田もここぞと言う時は思い切った競馬をして、人気薄馬を持ってくることがよくある。前走の惨敗で人気を落とすここは是非とも狙ってみたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。