専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今週の狙える新馬はコレ!
2016/8/26(金)
どうも!美浦の古川です。
先週土曜の当欄で取り上げたブライトンロック(牡2、美浦・田中清厩舎)(新潟4R)がデビュー勝ち。新馬戦は好きな条件でもあり相性が良く、以前から「穴ズバッ」読者も楽しみにしていただいている。と言うことで、土曜の「穴ズバッ」は新潟5R・2歳新馬⑦キングファースト(牡2、美浦・相沢厩舎)を狙ってみたい。
初年度のナカヤマフェスタ産駒は道悪の宝塚記念を勝った父と同様に、重馬場や乾いたダートなど力のいる馬場で結果を出している。同産駒のキングファーストも500キロの雄大な馬体から繰り出されるフットワークはパワフルだが、入念な乗り込みで素軽さも出てきている。
毎週のように併せ馬で意欲的な稽古を敢行し、今週のウッドコースでは一杯に追われる3歳馬に馬なりで先着。3週に渡って稽古に跨がった石川裕紀人騎手は「体もできているし、動きも良いので、初戦から楽しみ」と感触を掴んでいる様子。また厩舎でも「気の悪さもないし、動きも水準。稽古の良さが実戦で出てくれれば」と期待を寄せている。
血統的に多少でも道悪になればプラスで、長い直線で最後まで良い脚を使えればイキナリから上位争い可能だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。