専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
田辺が固め打ちの予感!
2016/8/27(土)
どうも!美浦の古川です。
今週は戸崎圭太騎手や内田博幸騎手などが北海道遠征で、新潟は上位ジョッキー不在。その中で土曜新潟では居残り組による勝ち星争奪戦が激しかった。
そして日曜新潟は田辺裕信騎手が固め打ちする予感がする。土曜は1勝ながらも②着1回・③着4回と、複勝率でいえば66.7%と安定感抜群の田辺。日曜は土曜以上に良い馬が揃っている印象で、その中でも新潟9R・五頭連峰特別⑩チャンピオンルパン(牡5、美浦・勢司厩舎)が狙ってみたい一頭だ。
脚部不安で1年半以上も休養し、今春3月に復帰。すると3戦目で勝利を挙げ、1000万に昇級。その前走は⑦着惨敗となったが相手が揃っていた印象で、勝ち馬から0秒6差なら上々と言える。
新潟で2勝を挙げるコース巧者であり、上がり勝負で良さが出るタイプ。陣営は「前走は前が止まらない展開で厳しかったし、決して悪くない競馬。まだまだ上がり目はあるし、今回の相手なら何とかなっていい」と大きな前進を期待している。
田辺に鞍上強化したことからも勝負態勢が窺え、クラス2戦目の今回は好勝負必至であろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。