専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
夏競馬の良い締めくくりに!
2016/9/3(土)
どうも!美浦の古川です。
今年デビューの木幡巧也騎手はすでに25勝(9月2日現在)で、夏の新潟でも6勝を挙げる活躍ぶり。その陰に隠れるが兄の木幡初也騎手も7勝を挙げ、切磋琢磨してともに成長している感じを受ける。
日曜「穴ズバッ」で取り上げる新潟8R・3歳上500万下の⑥エピックマジック(牝3・高橋文厩舎)のココ2戦は木幡巧が騎乗。当人も素質を買っていた様子だったが、今回は自厩舎の馬が同じレースに出走とあって、兄の木幡初に手綱を譲ることになった。
前走は内枠だったこともあり、馬群からなかなか外に持ち出せず最後は脚を余した形。スムーズだったら際どかったはずで、距離が伸びて外差しが利く今の新潟の馬場なら今度こそチャンス到来。兄貴(木幡初)も弟(木幡巧)に乗り方を聞いているだろうし、陣営も「1400mならゆったりと脚を貯められそうだし、平坦の新潟も合うはず」と期待を寄せる。持ち前の決め手が発揮できれば差し切る場面まで想像でき、キッチリと馬券にして夏競馬の良い締めくくりにしたいところだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。