専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
先手を奪って押し切れ!
2016/12/10(土)
どうも!美浦の古川です。
中山芝1200mは逃げ馬有利で、レース経験の浅い2歳馬にとってはゲートの善し悪しが結果に直結すると言っても過言ではない。よってこの条件ではスタートが良くない馬や先行力のない馬が敬遠される事が多く、そこに穴馬が隠れている。日曜の「穴ズバッ」で挙げる中山9R・黒松賞の⑧アポロミッション(牡2、美浦・堀井厩舎)は前走のオープン特別で出遅れ⑦着惨敗し、今回は人気を落としている。
しかし、2走前の札幌戦ではゲートをポンと出て押し切り勝ちしているように、先行力を持ち合わせている馬。陣営は「前走は休み明けもあったし、昇級戦で自分の形に持ち込めなかった。ひと叩きした上積みも感じられるし、今回は自己条件。スタートを決めてスピードを活かせれば好勝負になっていい」と変わり身を期待している。
レベルの高い夏の北海道で競馬をしてきた経験値は大きく、先手争いを制するようなら押し切っても不思議ではない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。