専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
東京まで待った3歳新馬!
2017/1/27(金)
どうも!美浦の古川です。
今週は東京開幕週。昨日の「四方山話」でもお伝えしたが、東京開催を待っていた馬達がこの開幕週に集結。それはデビューを迎える3歳馬も同じで、土曜「穴ズバッ」で取り上げる東京3R・3歳新馬⑥フォルナシス(牡3、美浦・武井厩舎)もその一頭である。
厩舎の話によれば「苦しくなると左にもたれるところがある」との事で、直線内ラチを頼って追える左回りの東京まで待ったようだ。また稽古では古馬500万の僚馬と併せて実戦並みの追い切りを敢行し、跨がった木幡巧也騎手もいい感触を掴んだ様子。
ダートに関しても、半姉(シンボリクリスエス産駒)が2戦目の東京ダート1600mで未勝利勝ちしており、その点からもこの舞台は絶好と言える。陣営は「勝負根性があって、動きは水準以上。真っ直ぐ走ってくれれば勝ち負けになっていい」と期待十分で、初戦から狙ってみたい一頭だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。