専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
左回りに替わって一変も!
2017/2/3(金)
どうも!美浦の古川です。
週中の「四方山話」でも取り上げたように松岡正海騎手は今年好調で、土曜東京では10鞍に騎乗と意欲的。その中で最も狙いたいのが、東京5R・3歳未勝利の⑯ウィードスピリット(牡3、美浦・武藤厩舎)である。
デビュー戦は後手に回る苦しい競馬で、直線では馬がモタれて追うに追えない状態。それでいて④着は決して悪くなく、まともに走っていたらいい勝負になっていたに違いない。鞍上の松岡も「稽古で乗った時からいい感触だったし、刺さらなければ好勝負だったはず」と期待を込めている様子。
今回は左回りの東京コースとなりモタれる面も解消しそうで、陣営は「東京の方が余裕を持って運べるし、一度使って気持ちが乗ってきたのでこの距離(1400m)くらいが合いそう」と前進を目論んでいる。
松岡も課題克服のために色々と考えている様子で、スタートを決めてスムーズに運べれば差し切る場面まであっていい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。