専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
狙った中山で押し切り狙う!
2017/2/24(金)
どうも!美浦の古川です。
週中の「四方山話」で“シルバーコレクター”のベストウォーリアの話をしたが、当欄で取り上げた馬が③着続きの私は“ブロンズコレクター”と「穴ズバッ」読者に言われそう・・・。本日取り上げる中山開幕を待っていた穴馬で“ゴールドコレクター”と呼ばれるようにしたいと思う。
土曜中山3R・3歳未勝利に出走する⑭ブルーリゲル(牡3、美浦・堀井厩舎)の新馬戦は先行し、いざここからという時に挟まれる不利で⑤着。そして2戦目は番手追走も坂上で一杯になり、2000mの距離も長かった印象で、ダート替わり、距離短縮の今回は一変しそうだ。母は地方・笠松で2勝②着4回という実績があり、半兄マルターズゲイルもダートで初勝利を挙げている点も砂適性を感じられる。
この中間は間隔を空けて立て直し、帰厩後も乗り込み十分。陣営は「中山を目標に調整してきたし、稽古でもダートで力強い動きを見せている。ブリンカー効果も窺えるので、先行力を活かせれば粘り込めるはず」と期待を寄せている。勝浦も直前の稽古で仕上がり具合を確認しており、前々で上手く運べれば押し切れる公算大。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。