専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
皐月賞の資金づくりはこの穴馬で!
2017/4/15(土)
どうも!美浦の古川です。
日曜中山では皐月賞が行われ、今年は無敗牝馬の挑戦で話題になっていることから、中山競馬場には多くの競馬ファンが集まり、暮れの有馬記念以上の盛り上がりとなるだろう。さて「穴ズバッ」読者には皐月賞の資金作りとして、この穴馬をオススメしたい。
中山9R・利根川特別の⑪トゥルーウインド(牡5、美浦・田中剛厩舎)は以前から体か弱く、休み休みでしか使うことができず、昨夏の福島戦以降は長期休養に入った。7ヶ月以上掛けてジックリと立て直された効果で馬は丈夫になり、叩き2戦目の前走は逃げ切り勝ち。その内容は脚抜きの良い馬場だったとは言え、後続を5馬身も突き放すもので、5歳にして本格化した感じだ。
そんな強い勝ち方でもこの中間は疲れは見られず、それどころか好気配が目立っており、陣営は「前走は強かったし、時計も優秀。昇級戦だけど自分のペースで走れればチャンスはある」と連勝を目論んでいる。また鞍上の田中勝春騎手も、クラスの安定株ダンディーレイではなくトゥルーウインドを選んだのだからその期待度は窺い知れ、今の上昇度ならここも勝ち負けになるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。