専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
東京コースで本領発揮!
2017/4/21(金)
どうも!美浦の古川です。
トレセン取材ではいつものように時間を取ってくれる田中勝春騎手。取材の時は騎乗馬の話はもちろん、ゴルフなどの話まで広がり、プライベートまで親しくしてもらっている。前回の3回中山では1勝しか挙げられなかったが、追えるジョッキーだからこそ今週から東京で力を発揮すると思っている。そこで土曜「穴ズバッ!」は、田中勝が騎乗する東京10R・府中Sの⑧シャドウウィザード(セ7、美浦・勢司厩舎)をオススメしたい。
前走で初めて騎乗した田中勝だが「勝負所で上手く捌けず位置取りが悪くなったが、そのぶん脚が溜まって直線でよく伸びてくれた」と手応えを掴んだ様子。勝ち馬から0秒3差の④着であったが、上手く捌けていたらもっと際どい勝負になっていたのは確かで、広い東京コースならチャンスがありそうだ。
実際に東京コースでは2勝を挙げており、新潟を含めれば勝ち星の全て4勝が左回りで、休み明けを2度叩かれた今回は楽しみである。厩舎は「2走前(⑭着)は心房細動を発症してしまったが、今はもう心配ない。暖かくなって動きが良くなってきたし、実績のある東京なら楽しみ」と期待を寄せる。
開幕週の馬場だけにある程度のポジションに居たいところだが、決め手を発揮すれば勝ち負けになるはずだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。