専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
鞍上的にも一発ありそう!
2017/7/7(金)
どうも!美浦の古川です。
6日更新の「四方山話」でも申し上げたように、日曜は3年ぶりに函館へ遠征する田中勝春騎手。土曜は通常通り福島となるが、是非とも狙ってみたい馬に騎乗する。
土曜福島9R・開成山特別に出走する④サーブルノワール(牡3、美浦・小島太厩舎)は、前走で未勝利を勝ち上がるのに6戦を要したが、新馬戦で2番人気に推されたようにデビュー当初から期待が大きかった馬。ダート戦に替えてから先行しての安定感が増しており、勝ち上がった前走は直線で並んできた②着馬を競り落として逃げ切った。
昇級戦の今回は芝2600mとなるが、これは今後のことを考えて芝の長いところ試す意味合いもある様子。陣営は「この中間は放牧を挟んで順調。デビュー当初より前向きさが出てきたし、その点からも小回りの福島は合うはず」と期待を寄せている。昇級緒戦で初の古馬対決や、久々の芝という点から軽視されているが、鞍上的にも一発がありそうだ。
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プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。