専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
この鞍上でも馬券妙味は十分!
2017/7/8(土)
どうも!美浦の古川です。
常々申し上げているように私は新馬戦が好きで、ホボ毎回馬券を買っている。将来的に重賞で活躍するような実力馬と未勝利のまま引退してしまう馬が同じスタートラインに立って競うのが新馬戦。馬体や歩様、馬の性格、調教での走りなどを事前にチェックすれば、デビュー戦から勝負になるかどうかが一目瞭然で、紙上の印が薄い馬が激走してオイシイ配当にありつけることもある。
そこで『日曜の穴ズバッ!』では、デビュー戦から勝ち負けになりそうな新馬を取り上げる。日曜福島5R・2歳新馬に出走する⑤グラデュエイト(牡2、美浦・加藤征厩舎)は入厩後も乗り込み量は豊富で、長めから追われてもバテないタイプ。厩舎では「稽古にジョッキー(横山典弘騎手)が乗ってくれて好感触を持ってくれた様子。どんなにやってもへこたれないし、馬体は増えて体力がついてきている」と仕上がりの良さ語っている。さらに「ワンペースなところがあるけれど、小回りの福島の1800mは合っている感じ」と初戦から勝負態勢。
思い切った騎乗をする横山典弘騎手は小回りの福島で成績を残しているイメージはあまりないが、昨夏は3勝を挙げ、今年も既に1勝。ここ数年の成績を見ても多く馬券圏内に入っており、馬券妙味は十分。評判馬がいないこのメンバーならイキナリから勝負になっていい。
競馬ラボは夏競馬こそ本気で取り組む!今週は七夕賞(GⅢ)を総力特集中!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。