専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
特殊な長丁場でチャンス到来!
2017/7/15(土)
どうも!美浦の古川です。
当欄で以前に福島開催で特殊な条件として「ダート1150m」を挙げたが「芝2600m」も同様である。小回りの福島コースを1周半し、コーナーを6度も回るとあって「内枠が有利」と言われる。そして、距離ロスがなく運べるかが重要で、ジョッキーの乗り方が勝敗を分けると言える。
日曜「穴ズバッ」で挙げる福島7R・3歳未勝利の④ベルウッドミライ(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)はデビューから5戦中4戦で野中悠太郎騎手が手綱を取り、既に手の内に入れている。その証拠に前走は他馬が早く仕掛ける中をジッと我慢して足を溜め、直線で外に持ち出すと良い脚を見せた。野中も「展開が向いてくれましたし、上手く運べました」と満足げで、未勝利脱出に手応えを掴んだ様子だ。
その後は多少疲れが出たが、間隔を取った調整で体調は回復しており、厩舎は「ここへ来て馬が充実してきた感じ。距離が伸びて更に楽しみ」と期待を寄せている。福島のこの舞台では前走のような乗り方では届かないことは鞍上も承知しており、減量を活かした競馬ができれば未勝利脱出のチャンス到来だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。