専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
重賞勝ち馬に先着した千直で狙い撃ち
2017/8/5(土)
どうも!美浦の古川です。
新潟の名物「千直競馬」は私の好きな条件。木曜日更新の「四方山話」でも申し上げたように、日曜「穴ズバッ!」では直線1000m戦を取り上げる。
新潟10R・驀進特別の⑧スペチアーレ(牝5、美浦・矢野英厩舎)は、前走福島1200m戦ではゴール前で失速して④着。小回りの福島を意識して逃げる競馬をしたが合わず、久々と荒れた馬場も影響した。
本来は差してこその馬で、昨秋の千直競馬は昇級初戦ながら中団から伸びて③着。先週のアイビスサマーダッシュ(G3)を勝ったラインミーティア(④着)に先着した。この条件は勝ち星こそないが堅実で、6度走って4度馬券に絡んでいる。
1度使ったことで調子は上向いており、陣営は「前走を使ってこのレースへ臨めればいいと思っていた。ひと叩きした効果で状態は抜群に良い」と太鼓判を押す。戦ってきた相手からも、ここは好勝負になる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。