専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
中央未勝利でも、揉まれない競馬なら好勝負!
2017/8/18(金)
どうも!美浦の古川です。
東京地方は8/18(金)まで18日連続で降雨を観測しており、また涼しい日もある夏らしくない8月である。暑さに弱い馬にとっては過ごしやすい気候と言え、美浦では「夏バテしている」という話は聞こえてこない。月末は暑い日が戻ってくるようだが、今年の夏は短く感じそうだ。
さて、土曜の「穴ズバッ」は新潟12R・3歳上500万下の⑥ステラルーチェ(牡5、美浦・蛯名厩舎)をオススメする。
「マル地」であるが、いわゆる「出戻り」ではなく大井でデビューして実績を積んだ上で中央へ転厩してきた珍しいタイプ。中央では18戦して勝ち星はないが、新潟では5戦して④④②⑭④着と比較的好成績を残している。前走も10番人気ながらブリンカー効果で積極的な競馬をしており、陣営は「先行馬にとっては厳しい展開だったけど、あの形で④着に粘れるのは力がある証拠」と中身の濃い一戦だった様子だ。
今回は中1週の競馬となるが、稽古では気合い十分の動きをしており、跨がった村田一誠騎手も好感触。陣営は「外枠でも引いて揉まれない競馬になれば好勝負になっていい」と言っていたが、枠順は中程。それでも再び積極的な競馬となれば前進も可能だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。