専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
夏競馬オーラスは前走最低人気の穴馬で!
2017/9/2(土)
どうも!美浦の古川です。
ダービーが終わった直後から始まった夏競馬も今週、いやこの日曜がオーラス。何としても有終の美を飾るべく取り上げる穴馬は新潟1R・2歳未勝利の④ラインマッシモ(牡2、美浦・蛯名厩舎)だ。
デビュー戦は15頭立てのシンガリ人気。そしてレースではスタートで出遅れ、流れもスローとなる厳しい状況だったが、追ってからの伸びは渋太く、先週の新潟2歳Sで1番人気となったムスコローソの④着と好走した。陣営は「ゲートは一歩目が遅かったけど、決してスタートが下手なわけではない。跳びの大きい芝向きのフットワークだし、実戦に行って良いタイプ」と愛馬の大駆けに期待度はアップしている。
その後はソエが出たため放牧に出されたが、今は治まっている様子で、Pコースでの最終追い切りでは併走馬に0秒4先着。陣営は「休ませた効果で馬もしっかりとしてきた。初戦の末脚を見ても新潟外回りコースは合いそうだし、持ち前の決め手を発揮できれば楽しみはある」とイキナリからの構え。今回も紙上の印は回っていないが、前が速くなる展開にでもなれば馬券圏内も十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。