専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
狙いは休み明け!ここ目標に好仕上がり
2017/9/9(土)
どうも!美浦の古川です。
夏を休んで、この秋の中山開催に出走してくる馬は仕上がり具合を見極めるのが重要。日曜「穴ズバッ」で取り上げる中山12R・3歳上1000万下に出走する⑧タケルラグーン(牡5、美浦・池上弘厩舎)は、3ヶ月の休養明け初戦となる今回で変わり身を見せそうである。
1番人気に推された2走前の中山は脚抜きの良い馬場状態で前残りとなり、最後方から直線一気の競馬では届かなくても仕方ない。また前走の東京戦は実績のないコースだった上に、ポジションが後ろ過ぎたのが惨敗の理由。
前走後はリフレッシュ放牧に出し、ここを目標に調整。厩舎は「帰厩後も乗り込み十分で、態勢は整っている。実績のある中山コースなら前走のような事はないと思うし、上手く展開が向いてくれれば勝負になる」と変わり身を期待している。現級でも中山ダ1200mで勝ち負けしており、2桁着順続きと休み明けが嫌われるようなら馬券妙味も膨らむ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。