専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
先々まで楽しみな新馬を狙う!
2017/9/23(土)
どうも!美浦の古川です。
デビュー戦で芝2000mを使う新馬はスピードよりもスタミナがある場合が多く、また中山芝2000mと言えば年末に行われる新設2歳G1ホープフルSと同じ条件で、勝ち上がってそのG1に出てきそうな馬はいるか見極めるのが楽しみの1つ。
日曜の「穴ズバッ」で取り上げる中山5R・2歳新馬は中山芝2000m。ここでデビューする⑨シャープスティーン(牝2、美浦・武井厩舎)は胴長で中長距離が合いそうなタイプだが、脚の回転が速くスピードもありそうだ。
入厩後は1ヶ月以上に渡って乗り込まれ、1週前のウッドコースでの併せ馬では古馬1000万(ルーレットクイーン)に0秒4先着。また最終追い切りでも抜群の動きを見せ、陣営は「時計は目立たないけど、折り合いがついて良い走り。今のところ文句をつけるところがない」と絶賛。さらに「体力のある馬でこの条件もピッタリ。この動きなら初戦から勝ち負けになっても不思議ではない」とデビュー戦から期待を寄せている。
戸崎圭太騎手に騎乗依頼している点からも勝負態勢が窺え、初戦だけではなく先々まで注目したい素質馬だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。