専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
開幕週で軽ハンデの逃げ馬が粘り込む!
2017/11/2(木)
どうも!美浦の古川です。
今週は金曜からの3日間競馬。明日の金曜は福島・京都、土曜は東京・福島、日曜は東京・京都という変則開催になる。ということで、本来なら木曜は「四方山話」をお届けするところだが、金曜の「穴ズバッ」をお届けする。
今週からスタートする3回福島は「アキフク」と言われ、荒れる開催というイメージ。直線の短い小回りコース、さらに開幕週の絶好の馬場状態となれば芝コースなら先行馬を狙い撃つのが得策で、福島11R・河北新報杯に出走する⑫ブロワ(牝4、美浦・尾関厩舎)は狙って面白い逃げ馬だ。
前走の新潟戦は3ヶ月ぶりの競馬で逃げ切って勝ち、陣営は「手応えからすれば、もっとブッちぎって勝っても良かった。最後に脚が止まったのは久々の分だね」と話していた。この中間は中1週の疲れは見られず、むしろ叩いた上積みの方が大きい。
福島コースは3走前に②着しており、開幕週の馬場も持ち前のスピードを活かせる舞台。陣営は「再度1000万に昇級してどこまでやれるかだけど、52キロのハンデを活かして逃げ粘りたい」と期待を寄せている。同型の馬との先手争いに勝ってハナを切れれば、好勝負になっても不思議ではない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。