専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
2戦目でガラリ一変があって驚けない!
2017/12/2(土)
どうも!美浦の古川です。
「土曜穴ズバッ!」でオススメした中山6Rローレルリーベ(3番人気)は、好位から直線で抜け出して快勝。「鞍上の嘉藤貴行騎手はここがメイチの騎乗」と申し上げたが、嘉藤は名手ムーア騎手との叩き合いに競り勝ち、久々の勝利を手にした。師走競馬は好スタートを切った当コラム。この調子で日曜も馬券になりそうな穴馬をオススメするとしよう!
日曜の中山2R・2歳未勝利に出走する⑪タイセイカレッジ(牡2、美浦・奥村武厩舎)は福島でデビュー。スタートで出遅れたため終始後方を追走と厳しい展開。勝負所から追い上げに掛かるも直線の短い福島では差は詰める事ができず、⑥着まで上がるのが精一杯だった。陣営は「道中は物見をしたり、周りの馬を気にしたりして集中力がなかった。それでも終いは良い脚を使っているし、レース慣れしてくれれば勝負になっていい」と今後に期待していた。
この中間は2週前に除外になったが、その分乗り込まれ、上積みもありそう。最終追い切りでは古馬1000万と互角以上の動きを見せ、手綱を取った三浦皇成騎手も手応えを掴んだ様子。スタートを決めて上手く流れに乗れれば、ガラリ一変があって驚けない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。