専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
先週のマウレアに続いて手塚厩舎の2歳馬に期待!
2017/12/15(金)
どうも!美浦の古川です。
先週日曜の手塚貴久厩舎は、阪神ジュベナイルF(G1)で③着のマウレアに加えて、「穴ズバッ」でも取り上げた中山7R・リトルレグルス(4番人気)もクビ差②着と好走。今週も朝日杯フューチュリティS(G1)に⑨ムスコローソ(牡2、美浦・手塚厩舎)が出走する。手塚師は「状態面はかなり良くなっているし、調教の動きも上々。阪神は坂があるし、余程速い決着にならなければ足りない事はない」と、紙上の印とはウラハラに色気を見せている。
そして、土曜中京10R・つわぶき賞に出走する②ロードライト(牝2、美浦・手塚厩舎)も「初戦は鮮やかに勝てくれた。ここでも差はないと思う」と連勝を目論んでいる。その前走は最内枠を利して好位につけると、直線では②着馬との競り合いを制してクビ差の勝利。極端な上がり勝負となり、③着馬がそこから5馬身も放れていることから、500万でも勝負になって良い素質馬と言える。
この中間の動きも、力のいる馬場状態のウッドコースで軽快なフットワークを見せており、手塚師は「先週はマウレアと併せて遅れたけれど、軽い芝コースならもっと良い動きができるはず」と期待を寄せている。今回も内枠を引いた事で前走と同じような競馬を試みると思われ、上がり勝負になれば勝ち負けになるはずだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。