専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
このままじゃ終われない!勝浦が騎乗する穴馬!
2017/12/16(土)
どうも!美浦の古川です。
今年はインカンテーションのマーチSで重賞勝ちした勝浦正樹騎手だが、トータルで31勝(12/16現在)と、デビュー2年目の1998年以降では最低の2001年と同じ数字。あと開催4日間で昨年の38勝までは勝ち星を伸ばしたいはずで、ここからの勝浦は注目だ。
さて、日曜は中山で3鞍のみの騎乗となる勝浦。その中で中山3R・2歳未勝利①バルトフォンテン(牡2、美浦・高橋裕厩舎)は一発を秘めている穴馬だ。今回初騎乗となるが、ウッドコースでの最終追い切りに跨がっており、その稽古内容は併走した新馬を1秒追走してゴールでは並び掛けるもので、なかなかの好感触を掴んだ様子だ。また厩舎も「初戦では太かった腹回りもひと叩きした事で引き締まっており、かなりの上積みが見込める」とトーンが高く、狙って面白い穴馬と言えよう。
前走は上位2頭には離されたが、中団追走からイイ脚で伸びてきたように見どころ十分の内容で、陣営も「追ってから渋太い伸びを見せたので距離延長は良い」とマイル戦で前進を目論んでいる。最内枠ならある程度の位置取りにつけたいところで、勝浦が上手く馬群を捌いて来られれば一気の差し切りまであり得る。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。