専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
厩舎期待の血統馬が一変!
2018/1/7(日)
どうも!美浦の古川です。
暮れからの変則日程で、厩舎関係者は管理馬の調整に神経を使っている様子。月曜の「穴ズバッ」で取り上げる中山12R・4歳上500万下の⑦ディーグランデ(牡4、美浦・二ノ宮厩舎)も、出走馬想定には入っていなかったが、最終追い切りの動きを見てから出走を決断した。
全兄は皐月賞馬ディーマジェスティという血統馬でデビュー前から期待されたが、5戦目でやっと初勝利を挙げ、500万では⑭⑦着と不甲斐ないレースを続けている。前走後は厩舎に置いて乗り込まれ、ウッドコースでの最終追い切りには蛯名正義騎手が跨がり、動きを確認した上で出走にゴーサインを出した。
陣営は「昨年暮れに出走を予定していたが、馬の気持ちが整っていなかったのでここまで延ばした。最終追い切りでは折り合いを欠く場面があったが、全体的には集中した走りで抜群だった。本来の動きを取り戻したとなれば500万では力が違うはず」と変わり身に期待している。
頭を上げるのを矯正する馬具(ネックストレッチャー)を稽古の時と同様に競馬でも着けるとの事で、スムーズなレースができれば一変があっても驚けない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。