専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
前走ビリ!ほぼ無印の超穴馬が一変する!
2018/1/20(土)
どうも!美浦の古川です。
早いもので日曜は1回中山最終日。そこで取り上げるのは、専門紙ではほぼ無印の超穴馬だ。中山3R・3歳未勝利⑤スターオンザヒル(牡3、美浦・南田厩舎)のデビュー戦は、勝ち馬から6.5秒離されたシンガリ負けの14着(13番人気)。これでは無印状態も当然で、南田師は「初戦は気持ちも入っておらず終始最後方。走らなすぎ」と言い、放牧で心身ともの立て直しを図った。
帰厩後は調教師の指示で負荷を掛けた調教がなされたが、ひと追い毎に動きが変わり、1週前の坂路では4F51秒7と好時計をマーク。最終追い切りでは今回から騎乗する武士沢友治騎手が跨がり併せ馬を敢行。一杯に追われる新馬に馬なりで0秒2先着した内容に好感触で、厩舎も「初戦の時と比べるとまるで別馬。気持ちも乗ってきているし、稽古通りの競馬ができれば楽しみはある」と一変を目論んでいる。
今回は積極的な競馬ができそうで、道中良い位置で進められれば馬券圏内まで期待できる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。