専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
重賞勝ち馬アオッた稽古通りなら今度こそ!
2018/1/27(土)
どうも!美浦の古川です。
京都では雪が降っており、画面からもハッキリと分かるぐらい。天気予報では今夜から明日に掛けて雪マークはないので一安心だ。また、開幕週の東京はコースの所々に残雪があり、月曜がどれだけの大雪だったのか窺い知れる。天気は良いのだが吹く風は冷たく、風邪を引かないように気をつけなければ……。
さて日曜の厳選馬は、東京10R・早春Sの①マイネルヴンシュ(牡4、美浦・水野厩舎)。2走前の菊花賞では4着となり長距離適性は抜群だが、前走は7着惨敗。このレースについて陣営は「菊花賞の疲れは取れていて良い状態だったが、器用さがないため動くに動けなかった」と敗因を語った。しかし「それでも最後は盛り返しているし、スムーズに動けていればもっと差を詰めれていたと思う」と悲観はしていない。
その後はここを目標に調整され、中間は気配、動きとも上昇。1週前のウッドコースでは併せた古馬オープンのラインミーティア(シルクロードSに出走)をアオる動きを見せた。また今週は軽い稽古だったが、素軽いフットワークで前走以上の仕上がりと言える。陣営も「体つきも毛づやも良くなり、気合い乗りも上々。広い東京コースで速い上がりに対応できれば好勝負可能」と期待を寄せている。ハンデ55キロも想定内で、稽古の良さが競馬に出れば勝ち負けまであって良い。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。