専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
久々の重賞制覇狙う厩舎から一発の予感!
2018/3/24(土)
どうも!美浦の古川です。
毎週トレセンではマンツーマンで取材を受けてくれる土田稔調教師。今週のマーチS(G3)にハイランドピークが出走となり、実に10年ぶりに重賞のタイトルを獲るチャンスが訪れている。土田師も「ここへ来て本格化の兆しを見せ、前走も手前を1回しか替えずにあの競馬は大したもの。あの競馬なら重賞でも十分にやれる」と期待を寄せている。
さて、今週の土田厩舎は一発ありそうな穴馬もおり、日曜の「厳選馬」では中京8R・4歳上500万下の⑫マイネルストラトスをオススメする。地方の園田・大井で4勝を挙げ、2月に中央に出戻ってきたが、2戦目の小倉での前走で0秒2差の2着と500万クラスにメドを立てた。土田師は「前走は3コーナーで他馬を気にして頭を上げてスムーズさを欠いた。あれさえなければもっと際どい競馬になっていたはず」と悔しがっていた。
小倉から帰厩後も元気一杯で、中間の稽古では余裕のある動きを見せている。今回は初の中京遠征となるが問題なさそうで、揉まれることのない大外枠を引いたのは何より。土田師も「上手く流れに乗ってスムーズに回って来られればチャンスはある」と中央初勝利を狙っている。マイネルストラトスがハイランドピークに上手く勝利へのバトンを渡せるか注目したい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。