専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
前走惨敗でも適条件なら勝ち負け!
2018/3/30(金)
どうも!美浦の古川です。
先週は雪が降ったと思えば、今週は初夏のような気候に満開の桜も驚いていることだろう。来週4月8日(日)は阪神競馬場で桜花賞(G1)が行われるが、それまで桜の花は残っているかは微妙なところである。
さて、土曜の「厳選馬」は中山5R・3歳未勝利の⑮マイティテソーロ(牡3、美浦・高木登厩舎)を挙げる。デビュー戦で2着したが、その時の勝ち馬はすでに2勝を挙げ、フラワーC(G3)でも3着したノームコア。さらに3着馬も未勝利を突破しており、その比較からも勝ち上がるだけの能力を持っているのは確かである。
しかし近走は大きく負けており、久々の前走も2400mの距離が長すぎた様子で勝負どころから失速。この中間はしっかりと乗り込まれ、気配は前走以上で、陣営は「ここ2戦は適性外だったし、前走は休み明け。ひと叩きした上積みはあるし、芝2000mの条件なら勝負になるはず」と改めて期待している。鞍上も田辺裕信騎手を起用して勝負態勢で、持ち前の能力を発揮できれば変わり身を見せても不思議ではない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。