専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
激走ムードを漂わせる穴馬!
2018/5/12(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜東京では松岡正海騎手が大暴れ!1R・3歳未勝利ではレッドアマポーラ(10番人気)に騎乗し、後方から直線一気に差し切り。また6R・3歳500万下のディーズフェイク(9番人気)では直線で内からスルスル上がって行くと、最後は鋭く伸びて快勝。どちらも3連単で10万馬券を演出する激走で、完全な穴ジョッキーと化した感じだ。日曜の厳選馬で取り上げる東京8R・4歳上1000万下の⑥スピリットソウル(牡4、美浦・手塚厩舎)も激走ムードを漂わせる松岡騎乗の穴馬だ。
栗東の大久保龍志厩舎から転厩してきた馬で、これまでは500万クラスで掲示板にも載っていなかった。手塚貴久厩舎に移ってきて初戦の前走は、中団追走から勝負所で外からマクり、直線でもシッカリと伸びて快勝した。手綱を取った松岡騎手は「稽古から何度も乗っていたので力があるのは分かっていた。クラスが上がっても十分にやれそう」と高評価を与え、この中間も付きっきりで調整している。
また厩舎は「腰の甘さや体質の弱さがあるけど、上手くケアができている。距離もマイルの方が自分のタイミングで動けるし、前走の勝ちっぷりから昇級初戦でも即勝負になると思う」と期待を寄せている。中間の稽古にも活気があり松岡騎手も手応えを掴んでいる様子で、軌道に乗った感のある今ならもう一丁があっても驚けない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。