専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【東京5R】2頭の注目新馬からコッチを選択!
2018/6/8(金)
どうも!美浦の古川です。
先週からスタートした新馬戦。当欄でも土曜東京5Rのジョディー(牝2、美浦・戸田厩舎)を取り上げ、情報通りに快勝。
この勢いで土曜の「厳選馬」でも新馬を取り上げる。東京5R・2歳新馬は注目したい馬が2頭おり、1頭はお馴染みの手塚貴久厩舎の⑥フェルシュテルケン(牡2、美浦・手塚厩舎)。昨年のデビューからオークスまで注目してきたマウレアと同じ落合幸弘オーナーの所有馬で、厩舎としても2歳戦の初陣だけに期待を寄せている。
しかし、当欄ではもう1頭の注目馬⑫キンジトー(牡2、美浦・黒岩厩舎)を挙げたいと思う。地味な血統背景だが馬体はバランスが良く、稽古に跨がった内田博幸騎手も手応えを掴んでいる様子だ。陣営も「入厩後から十分に乗り込んでいるし、目立った時計も出ていないが動き、気配とも申し分ない」と仕上がりの良さをアピール。さらに「長く良い脚を使うタイプで、直線の長い東京コースは合いそう」と完成度ではコッチの方が高そうである。
人気はフェルシュテルケンの方に譲るが、馬券妙味は断然にキンジトーだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。