専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【東京12R】テキが惚れ込む素質馬がイキナリ好勝負!
2018/6/22(金)
どうも!美浦の古川です。
3歳馬と古馬の混合戦が始まってから当欄は「勝負になる3歳馬」を多く取り上げており、先週は日曜東京12R・3歳上500万下でウラヌスチャームが情報通りに快勝。今週も「勝負になる3歳馬」を挙げていくのでヨロシク!
さて、土曜の「厳選馬」は東京12R・3歳上500万下の⑭レッドイリーゼ(牝3、美浦・手塚厩舎)をオススメする。前走は桜花賞トライアルのアネモネSに格上挑戦するも6着敗退。管理する手塚貴久調教師は「疲れが溜まっていて力を発揮できなかった」と敗因を語るが、同馬にはかなり期待を寄せている。
それもそのはず、新馬戦を快勝した時の2着馬キューグレーダーは先日500万の混合戦を快勝。さらに2戦目の500万では3着となったが、2着だったミュージアムヒルは後にオープン特別で連対し、1000万の混合戦も快勝している。このような実力馬と勝ち負けしているのだから、テキ(手塚師)が惚れ込んで当然である。
前走後は放牧で立て直され、減っていた馬体も回復。手塚師は「フックラとして戻ってきたし、小柄な牝馬なので初戦から仕上がりは上々。古馬相手だけど500万では能力上位だし、52キロの斤量を活かして結果を出したい」とイキナリから色気を持っている。コースや馬場状態も不問のタイプで、デビュー戦のような差し切り勝ちを期待したい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。