専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
将来性のある血統馬がようやく初陣
2018/6/23(土)
どうも!美浦の古川です。
最終週となる東京に勝ち負けになる馬を揃えてきた堀宣行厩舎だが、土曜は3頭出走して2、6、7着と未勝利に終わった。しかし日曜は東京で出走する3頭全てが勝ち負けになると思っており、中でも東京4R・3歳未勝利の①リリーバレロ(牝3、美浦・堀厩舎)がオススメだ。
兄姉の中には早くから結果を出している馬が多く、アヴニールマルシェ(ディープインパクト産駒)は新潟2歳S、東京スポーツ杯2歳Sで連対し、サンブルエミューズ(ダイワメジャー産駒)もオープン勝ちがあり桜花賞にも出走した。同馬は体質が弱いためデビューが遅れ、ようやくここが初出走となるが、将来性のある血統馬だ。
入厩当初から素質馬の片鱗を垣間見せており、デビュー前の新馬に楽々と先着したかと思えば、最終追い切りでは宝塚記念(G1)に出走するサトノクラウンと併せ、一歩も引けを取らない動きを見せている。陣営は「まだ良化の余地があるが、G1馬相手にあそこまで動ければ大したもの。能力は相当に高く、今の未勝利なら負けられない気持ち」と初戦から勝負態勢だ。最内枠を上手く捌いて運べれば楽勝まであって驚けない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。