専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【福島9R】荒れ馬場は追い風!今度こそ差しが決まる!
2018/7/7(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の福島は武豊騎手が騎乗する障害界のスター・オジュウチョウサンの圧勝で大いに盛り上がった。毎年この時期に福島に訪れるが、土曜にこれだけの競馬ファンが集まって大歓声となったのは記憶にない。明日の七夕賞(G3)も多くの来場者で福島競馬場は賑やかになるだろう。
さて、日曜の「厳選馬」は福島9R・彦星賞に出走する⑧コンピレーション(牡4、美浦・手塚厩舎)を挙げる。ここ2戦は持ち前の追い込みが不発で、1番人気を裏切る連続6着という結果。前走の福島戦は出遅れて位置取りが悪くなり、大外を回るロスが響いた印象。それでも0秒4差なら悲観することなく、放牧でリフレッシュされた今回は一変しそうな気配だ。
中間の稽古では反応が良く、手塚貴久調教師は「覇気が出てきて、最近では一番と言える状態。右回りなら堅実に伸びるし、展開の助けがあれば差し切る場面も」と期待十分。土曜午前中までの雨で芝の内は更に荒れたことは同馬にとってプラスで、流れ次第では外差しが決まるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。