専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【福島6R】コッテコテのダート血統!牡馬相手もイキナリから
2018/7/13(金)
どうも!美浦の古川です。
土曜は久々にラジオ日本のパドック解説なので、金曜夜に福島入り。東京より蒸し暑い福島の夏は堪えるので、今夜は美味い物でも食べて英気を養おうと思う。
さて、土曜の「厳選馬」は福島6R・2歳新馬の⑬アンジェリーブル(牝2、美浦・藤原辰厩舎)をオススメする。半兄ターミガン(シニスターミニスター産駒)は地方ながら6勝を挙げている実力馬で、その他にもダートで勝ち鞍がある兄姉もいる。クロフネ産駒の同馬は更にダート色が濃く出る血統背景で、福島1150m戦でデビューを迎える。
5月末に入厩すると毎週のように併せ馬で追われ、1週前のウッドコースでは古馬1000万の併走馬を追走して併入している。また最終追い切りではダートコースに入れると、強めに追われる古馬500万に脚色で勝りダート適性の高さを窺わせた。陣営は「1週前に除外になったが、その後も順調で良い状態でデビューできる。乗り込み量も豊富だし、初戦から楽しみ」と期待を寄せている。
三浦皇成騎手も稽古で跨がって感触を掴んでおり、牡馬相手でもイキナリから勝ち負けになっても不思議ではない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。