専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
クラス2度目のここはチャンス!
2018/8/10(金)
どうも!美浦の古川です。
5月下旬から2ヶ月半、雨らしい雨が降っていないという新潟地方だが、土曜の天気予報では傘マークが付いている。馬場が悪くなるほど降ってもらっては困るが、多少なら恵みの雨となって良いだろう。
さて、土曜の「厳選馬」は新潟12R・3歳上500万下の⑤アシェット(牝3、美浦・高橋文厩舎)を取り上げる。2走前に未勝利を勝ち上がり、前走は昇級初戦だったが、直線では外から渋太く伸びて3着。勝ち馬には2馬身離されたが、1000万でも勝ち負けしている2着馬アルミレーナとはハナ差となり、500万でも勝ち負けになることを証明した。
前走後は放牧を挟んで左回りの新潟を待った形で、帰厩後の稽古では元気一杯の動きを見せている。陣営は「休ませて馬体が成長しているし、具合も良い。2週続けて武士沢友治騎手に跨がってもらい、良い感触を掴んでくれている様子。「前走でクラスにメドが立ったので、ここは期待したい」と色気タップリ。斤量は前走から3キロ増えるが気にならないし、クラス2度目のここはチャンスはありそうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。