専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ミルコなら決めてくれるはず!
2018/8/17(金)
どうも!美浦の古川です。
夏の新潟リーディングでは田辺裕信騎手に次いで2位のM.デムーロ騎手だが、無闇に騎乗することはなく、乗鞍を厳選しているように見受けられる。土曜新潟では5鞍の騎乗。その中で唯一の関東馬が、土曜の「厳選馬」で取り上げる新潟12R・3歳上500万下の③レッドイリーゼ(牝3、美浦・手塚厩舎)。今回は約2ヶ月ぶりのレースになるがキッチリと仕上げ、M.デムーロ騎手に騎乗依頼している事からも勝負度合いが窺い知れるはず。
前走は重馬場も響いて11着と大きく負けたが、手塚貴久調教師によれば「太目残りだったし、デキも今一つだった」という状態だった。その後は放牧で立て直し、今回は太目感のない仕上がり。ウッドコースでの最終追い切りでは、強めに追われる併走馬を馬なりで0秒4先着しており、手塚師は「終始手応えが良く、直線でもスッと加速できた。500万では素質上位だし、立て直した今回は巻き返せる」と改めて期待している。
新馬戦では大外一気で差し切り勝ちした素質馬で、その時の2着馬は500万を勝ち上がりラジオNIKKEI賞にも出走。その事からも、ここでモタモタしている馬ではない。M.デムーロ騎手なら馬の能力を引き出してくれるはずで、馬場の良い新潟ならアッサリの場面まで想像できる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。