専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
この新潟で決めておきたい勝負馬
2018/8/31(金)
どうも!美浦の古川です。
新潟開催フィナーレとなる今週は「中山に替わる前に新潟で勝っておきたい」という勝負馬が出走。土曜の「厳選馬」で取り上げる新潟4R・3歳未勝利の⑯イルーシヴゴールド(牝3、美浦・大竹厩舎)は出遅れ癖のある馬で、直線の長いコースで勝負を賭けるタイプ。前走の新潟戦では楽に逃げた勝ち馬を捉えきれなかったものの、メンバー最速の上がりで追い込み13頭をゴボウ抜きし、見どころ十分のレース内容だった。
この中間も元気一杯で、稽古でも抜群のフットワークを見せている。陣営は「前走は良い馬場状態の中、勝ち馬に逃げ切られてしまった。直線の内側は荒れて外差しが利く馬場だし、今度こそ決めてほしい」と力が入っています。新潟は金曜からの雨が土曜も残りそうだが、重馬場もこなすタイプだから心配ない。
陣営も、中山で行われる、いわゆるスーパー未勝利に行く前にこの新潟で決めておきたいはずで、主戦の大野拓弥騎手も最後の直線は全力で追ってくるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。