専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ルメールも笑顔で「グッド!」
2019/1/19(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜推奨のアウトライアーズは12キロ増で少し馬体に余裕があったかな。この馬らしい末脚を全く発揮できなかった。もう少し暖かくなって完調に戻り切れば、見直すチャンスはあるハズだ。
さて、日曜は中山のメイン、AJCCに菊花賞以来となるフィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)が登場。古馬になっての初戦、この馬がどんな競馬をするかが最大の焦点だな。
中間軽い熱発があって心配もしたが、今週木曜の最終追いでは直線自分からハミをとって素晴らしい動き。
調教師は「迫力あるな~」と思わず呟いていたし、跨ったルメールも揚がってきて「グッド!」と笑顔満開。あれなら状態面で何ら不安はなさそうだ。
良馬場でやれそうなのも何よりだし、GI馬らしい貫禄を示してくれると思う。3歳でGIを獲ったけど、まだまだ奥を感じさせる馬。ここは頭固定の馬券で狙ってみたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。